足裏センサーと足首サスペンションの鍛え方

過去に「一本歯下駄で足裏センサーと足首サスペンションを鍛える」という記事を書いたが、いろいろな方法があると思う。

今年5月末に、一本歯下駄クラブのイベントで大阪府と奈良県境にある金剛山(1125メートル)に一本歯下駄で登った。

一本歯下駄を履いての金剛山登山…修験者になった気分だ

*その日のレポートはこちら

 

あの体験があってから急に足裏センサーと足首サスペンションが活発に動き出したような気がする。

一本歯下駄フリークは言われなくても毎日一本歯下駄を履いて歩いているだろうし、室内でも一本歯下駄を使って歩いたりトレーニングしたりしていることだろう。私だ!(笑)

できるなら毎日、一本歯下駄を履いて歩くのがいい。走ってもいい。

ただ、欲を言えば、路面を選んで欲しい。

どんな路面か…?

たとえば…

山が近くにあればこんなトレイルも楽しい。

木の切り株、小石、砂利…がれ場では一本歯下駄でのグラグラ感がハンパない。

町では最近こういった道もあまり見なくなった。車のために大半が舗装されているからだ。

凸凹でくぼみがあって、小石や砂利が…

一本歯下駄を履き始めたビギナーだったら足をぐねって転倒しかねない道…。

 

今、一本歯下駄を履いて歩かれる方々の大半は舗装された道を歩いていることだろう。

アスファルトの敷き詰められた平らな道…。普通に歩いていてストレスを貯めることのない歩きやすい道。

それも悪くはない。だが、そんな道を歩き続けているとやがて単調さで一本歯下駄で歩くことが楽しくなくなってくる。私がそうだった。

 

街を歩いていても、人々の注目を集め、いろんな方から声をかけられ、何かテンションが上がるのはいいことだ。

恐らく、それは一本歯下駄を履き始めたら誰もが経験するファーストステップ。

しかし、それで「もう一本歯下駄に満足したから一本歯下駄は卒業しよう…」と一本歯下駄を下駄箱に片付けて二度と日の目を見ることのない一本歯下駄もきっとあるに違いない。少なくとも私はそう推測する。

一本歯下駄を履き続けていて、最初に経験するジレンマ…もっと一本歯下駄を楽しむためにはどうしたらいいか?

中には一本歯下駄でマラソンにチャレンジするランナーもいる。一本歯下駄でコスプレを楽しむ人もいる。

 

一本歯下駄でさらに難易度の高いチャレンジを目指すなら、よりハードなロードコンディションで歩くこと。

そもそも一本歯下駄に惹かれる人間というのは、きっと前世が何らかの形で修験者と関わりがあるか、修験者そのものだったのではないかと思う(笑)。

もとはといえば山を歩くために作られた一本歯下駄。どうせなら山を歩けばスッキリする。

現に、一本歯下駄クラブのイベントで金剛山を登った際に、明らかにピンとくるものがあった。

 

そうなのである。一本歯下駄で山を登り、オフロードを駆けることこそが一本歯下駄フリークの目指すところなのだ。

来年2018年、一本歯下駄での登山ツアーを企画したい。

金剛山登山も第二回を企画しよう。モダン修験者クラブを作ろう(笑)。

 

山にはなかなか行けない、街で暮らしている方のために、次のようなロケーションでのトレーニングをおすすめしよう。

街でよく見かける点字ブロック。

黄色いパネルに突起物がたくさん出ている。知らない・見たことのないという人はまずいないだろう。

実際には、丸い突起物があるものと、四角い棒状の突起物が付いたものの二種類あるようだ。

社会福祉法人日本盲人連合会の公式ページ「点字ブロックについて」の項目によれば…誘導ブロックと警告ブロックがあるらしい。

丸い突起物があるのは警告ブロック、別名点状ブロック

 

棒状の突起物があるのは誘導ブロック、別名線状ブロック

 

既に、こういった点字ブロックの上でグラッとしかけたり、転倒されたりした方もおられるかもしれない。

一本歯下駄ウォーカーにとっては鬼門のようなポイント。

 

足裏センサーが活発に反応するのは、路面に足の裏が少し接しただけで路面の状況や様子を瞬時に察知する時。

ふだん舗装されたアスファルトの道を歩いているだけでは足裏センサーはほとんど機能することはない。

できるだけ不整地を歩くことで(できるなら裸足、もしくは裸足に近い状態=底の薄いワラーチやシューズで)足の裏センサーを機能させよう。

足首サスペンション効果も同様にオフロードで威力を発揮する。ひんぱんに凸凹道を歩く機会を見つけよう。

 

どうせならどんな路面でも一本歯下駄で歩けたらいい。一本歯下駄で歩けないところはない…と言えるくらいに。

ふだん私も街で歩く際には、ためらうことなく歩道上の点字ブロックの上を歩くようにしている。

ただでさえグラグラする履物、それが一本歯下駄。

さらなるグラグラ感を楽しむなら路面を選ばず、どんな路面でも目隠しをして(あるいは目を閉じて)歩けるようになりたい。

 

人とは違うことができるようになりたい…何をするにしても人のやらない(人がやりたがらない)ことを好んでやる人間がいるもの。

一本歯下駄で100キロを完踏されたランナーも地球上にたったひとりだけいる。

一本歯下駄でフルマラソン(42.195キロ)を走りきったランナーも地球上に現在12名いる。

この先、まだまだ一本歯下駄でマラソンを走ろうというランナーがきっと増えてくるに違いない。

チャレンジから広がる流行も今の時代あって当然なのだから。

 

無論、一本歯下駄で走らなくてもいい。歩くだけでも楽しめるのが一本歯下駄だから。

 

一本歯下駄のさまざまな、無限の可能性を見出すことも楽しい。

それは、きっと未知なる自分自身を探しに出かける旅みたいなものなのだろう。

 

一本歯下駄で凸凹道、点字ブロックの上をぜひ歩いてみよう!

 

勝彦高繁

走る旅人:アドヴェンチャー・ランナー、サイクリスト(JACC=日本アドベンチャーサイクリストクラブ評議員)、ALTRA JAPANアンバサダー、 YAMAN...

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