GETTAの公式サイトでもお知らせがあった通り、今般PEACE RUNセレクトショップが株式会社GETTA公式カスタムショップに認定された。
一本歯下駄と出会ってはや9年、一本歯下駄で歩いたり走ったりしているうちに面白くなって、一本歯下駄クラブなるコミュニティをフェイスブック公式グループとしてスタート。その後、一本歯下駄ハイクや一本歯下駄ウォーク、一本歯下駄トライアル(試し履き)などのイベントもあちこちで開催。
そこから一本歯下駄でつながる人と人の輪がさらに広がり、一本歯下駄を自ら仕入れて販売するようになり、ただ売るだけじゃ面白くないのでいろんなアレンジやカスタマイズをし始める。
一本歯下駄で山に入るようになってから、一本歯下駄による精神的な変化が見られるようになった。
これは、一本歯下駄が単なるフットウェア(あるいはトレーニングツール)としてだけではなく、「人々を笑顔に、世界を平和にする(これは一本歯下駄クラブのポリシーでもある)」ソフトウェア的な要素も持ち合わせているというところによるものが大きい。
当初はARUCUTO(アルクト)という名前だった。元々は一本歯下駄GETTAの考案者でトレーニングクリエイター宮崎要輔さんがスタートさせたもの。
宮崎さんは、私の地元富田林にも一時期住まわれていて、月に一度はぴんぽん地球(テラ)スで「一本歯下駄コアトレーニング」を開催していただいていた。アスリートはもちろんのこと、健康志向の高い方々が集まり、一本歯下駄の認知度もじわじわと高まっていった。
世界レベルで活躍するアスリートたちがこぞって一本歯下駄を使うようになり、宮崎さんも忙しくなっていく。
数年前までは、販売していた一本歯下駄の梱包や発送もすべて一人でやられていた様子。その当時、宮崎さんが住んでいたマンションの一室は一本歯下駄であふれていた(笑)。
そんなこんなで、私もほぼ毎日一本歯下駄を履き、歩き走りを繰り返し、自分で鼻緒を作ったり、鼻緒も登山やランニングなどのハードな使用に耐え得るようにパラコード(パラシュートに使うナイロンの紐)を使ったり、あるいは歯の裏にタイヤゴムをつけて歯の磨耗を防ぐ工夫をしたり、一本歯下駄専用ストラップを開発したり…。
自ら一本歯下駄をハード&ディープに使うことで、一本歯下駄をいかに有効活用できるかを試行錯誤を繰り返していくことで、スポーツ一本歯下駄OTG-1やトレイル専用一本歯下駄SHUGENなどの製品が誕生。
ユーザーの多くはランナーだが、既に全国各地で(海外でも)多くの方々が使っている。
一本歯下駄を長く楽しめる(使える)ようにするために様々な工夫をする。
シューズではアウトソールが摩耗すればそれで終わりだが、一本歯下駄は歯が減らないようにタイヤゴムで補強をすればいいし、鼻緒もそう簡単には切れたりすることもない。気分をリフレッシュするために時々鼻緒を挿げ替えてもいいし、台が汚れたら紙やすりで磨けば再び綺麗になる。
私の現在使っている下駄もかれこれ7年目。新しいのは何組かあるのだけれど、今なお使えている。
斯様に一本歯下駄はエコな履き物。自分自身の歴史の一部にもなるような価値あるフットウェアともなり得る。
これまで多くの方々に一本歯下駄を提供してきた。そしてこれからもさらに多くの方々に一本歯下駄を提供するのであろうが、一本歯下駄の持ち得る様々な可能性を一本歯下駄ユーザーの皆さんと共にヘアできれば幸い。
今後ともよろしくお願い申し上げます!
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*ライター:
「PEACE RUN世界五大陸4万キロランニングの旅」を走るアドヴェンチャー・ランナー 高繁勝彦
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