昨日開催された大阪マラソン2019では二人の一本歯下駄ランナーが完走。
そのお一人、矢野弘一さん(一本歯下駄スロージョグクラブ所属)は今回で10度目の一本歯下駄でのフルマラソン完走を達成。一本歯下駄で走り始め、約3年かけて前人未到の記録を打ち立てられた。以下はその記録である。
1回目
2016年11月6日 大阪 淀川市民マラソン
7時間04分40秒
2回目
2017年3月12日 大阪 寛平マラソン
6時間47分20秒
3回目
2017年3月26日 徳島 とくしまマラソン
6時間36分43秒
4回目
2017年11月5日 大阪 淀川市民マラソン
7時間1分14秒
5回目
2017年11月19日 兵庫 神戸マラソン
6時間22分37秒
6回目
2017年11月26日 大阪 大阪マラソン
6時間43分38秒
7回目
2018年11月4日 大阪 淀川市民マラソン
7時間6分53秒
8回目
2019年4月27日 兵庫 香住・ジオパークフルマラソン
5時間53分22秒
9回目
2019年11月4日 大阪 淀川市民マラソン
6時間59分43秒
10回目
2019年12月1日 大阪 大阪マラソン
6時間20分28秒
※記録はすべてグロス
もちろん、彼が一本歯下駄を履いてフルマラソンスタートラインに立ったものの、関門をクリアできずDNF(ゴールできなかった)の大会もあった。
途中で転倒して怪我をしたり故障があったりと、ここまでの道は決して平坦ではなかったことは想像できるであろう。
日々のトレーニング・鍛錬を継続することで不可能は可能になるということなのだ。
一本歯下駄クラブのメンバーで現在までにフルマラソン完走者は16名。
たいていのランナーは1〜2度一本歯下駄で完走したらもうそこで再チャレンジすることはない。あまりにも辛すぎるから。
矢野さんくらいの一本歯下駄ランナーになればもう仙人か修験者レベル。
私と同じく来年は還暦となる矢野さん、なおも極めようとするものがある限り彼のチャレンジは続くものと期待している。
そして、矢野さんの後を追いかけて、さらに多くの一本歯下駄ランナーが増えてくることだろう。何よりも安全と健康第一で走ることが大切ではあるのだが…。
なお、今回の一本歯下駄フルマラソン10度完走の栄誉を讃え、一本歯下駄クラブから矢野さんに表彰状が贈られた。
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