凸凹のある山道こそが一本歯下駄の醍醐味を堪能できる…
本日は一本歯下駄で二上山雌岳を登頂。
二上山は大阪府南河内郡太子町と奈良県葛城市にまたがる山。雄岳(517m)と雌岳(474m)に2つの山頂がある双耳峰。
二上山…奈良側から見るとこんな感じ(ウィキペディア:二上山から)
ダイトレ(ダイヤモンドトレイル)のルートにもなっており、比較的手軽に登れる山だ。
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大阪側から見た二上山…富田林でいつも見ているのはこんな風景
一本歯下駄の真の醍醐味は登山にあり…。
千数百年前に修験者たちが一本歯下駄を使って山で修行していたということを追体験する…
一本歯下駄を本当に楽しむのであればやはり一本歯下駄で山に入るべきなのかもしれない。
一本歯下駄を何年か履き続けて、特に上りや下りなど起伏のある道や凸凹のあるオフロードを歩いたり走ったりすることができるなら、ためらわず一本歯下駄で山に入ってみよう。
注意すべき点を上げるならば…
1)転倒する可能性がある…肘当てや膝当て、ヘルメットを用意しておこう
2)足を捻ったり骨折する場合もある…特に下りで危険を感じたらためらわずシューズやサンダルに履き替える
3)登山道がシングルトラックなど狭い場所で他の登山客で賑わっている時は避ける…滑落して将棋倒しにならないように
4)富士山などでは一本歯下駄登山が禁止されている…事前に情報をチェックしておこう
5)初めてのコースは避ける…何度か登った経験のある山・ルートで
6)単独での登山は経験がない限り避ける…山では何が起こるかわからない
7)山の知識・情報を収集する…気候変化に対応できること。磁石と地図の使い方・読み方を知る。
8)すべては自己責任、一本歯下駄登山は自己満足の世界
…いろんな山を経験する中で自分のノウハウを磨く。楽しいことは仲間とシェア
9)修験道について知る…修験道の開祖、役小角(えんのおづぬ)がなぜ一本歯下駄を使って山を修業の場としたのか…?
10)他の登山者に一本歯下駄の楽しさを伝え広める
…一本歯下駄でも山に登れるし、山を楽しめるということを知ってもらう。一本歯下駄で会話が弾み友達が増える。
ざっとそんなところだろうか。
使用する一本歯下駄は10センチ未満がオススメ。街なかでも15センチ以上ある一本歯下駄は危険を伴う。
それでも、何を当たり前とするかで、18センチの一本歯下駄を普段履きにしているのであれば15センチの一本歯下駄で登山も楽しめるはず。あくまで自己責任・自己満足で…(笑)。
鼻緒も極太の鼻緒が理想だが、登山用の鼻緒もいずれ作りたい。麻ひもは前坪も後坪も二重にして強化するとなおいいだろう。
今回使用した一本歯下駄はARUCUTOのSCAPPA(スキャッパ)。
足のかかと部分に百均のゴムテープ(マジックテープで固定するタイプ)を使ってある程度足がぶれないようにした。
登山仕様の一本歯下駄を現在開発中だが、オフロードを早駈けするというコンセプトに基づき、少しでもタフでハードな使用に耐え得る一本歯下駄でなくてはならない。
一本歯下駄で日本百名山を登る(もちろん登れない山もあるけれど)なんてのも楽しいかもしれない。
一本歯下駄で二上山雌岳(標高474m)登頂成功。登山口から約25分。
足首の硬い人は、シューズでも山道の下りで転倒しやすい。
一本歯下駄を普段履きにして、こまめに一本歯下駄で歩き続けることだ。
ほぼ毎日一本歯下駄で歩きながら足掛け5年、オフロードが楽しいと思えるまでになった。
密かに一本歯下駄登山を楽しむ人たちがいる。
あなたも一本歯下駄でモダン修験者を目指すなら一本歯下駄で山に入ってみよう。
あくまでも、安全と健康第一で楽しい一本歯下駄ライフを…。
参考:
*一本歯下駄の購入はこちらで…