一本歯下駄と出会ってはや5年め。
そもそも一本歯下駄の存在を知ったのは2010年、トレーニングクリエイター、ARUCUTO代表の宮崎要輔さんに出会ってから。
ただ、その時は一本歯下駄は特に興味関心を抱くことはなかった。
一本歯下駄でフルマラソンを走る一本歯下駄弁慶大西さんと出会い、一本歯下駄を実際に履かせてもらった瞬間、体中を電撃が走るような感覚に見舞われた。
百聞は一見に如かず…とはまさにこのこと。頭でイメージしていた一本歯下駄だったが、実際に履いて歩いてみたことが良かったのだ。
ブルース・リーがいうところの「考えるな、感じろ」である。
一番最初に手に入れたのはひらいやの全高9センチの桐製一本歯下駄。
この一本歯下駄は2014年の「PEACE RUN2014 ニュージーランド縦断ランニングの旅」にも持参した。
2015年、福島履物店の4寸(13.7センチ)の朴歯の一本歯下駄を購入。現在もまだ愛用している。
2016年の「PEACE RUN2018ヨーロッパランニングの旅 PART2」ではARUCUTOから最軽量の一本歯下駄スキャッパを提供してもらって持参。
これまでに手に入れた一本歯下駄はARUCUTOのものだとGETTA、後ろ歯一本歯下駄MUSASHI、一点歯下駄KOJIRO、そして特注品の15センチNANTAN。
自分で鼻緒を調整するようになり、自分で鼻緒をすげる方法もマスターした。そして、挙げ句の果てには自分で生地を買ってきて鼻緒を自作するようにもなった。
技術面においてはベテランと比べれば稚拙なレベルかもしれないけれど、実用的には何ら問題はないと自負している。
そうなのだ。一本歯下駄を愛するのであれば、メンテナンスもすべて自分でやるのがいい。
そうすることでより一本歯下駄に愛着を持つことができるようになる。
自宅で一本歯下駄イベントや健康教室をしているので、室内用にいくつか一本歯下駄も用意している。外が雨であろうが雪であろうが、室内でも一本歯下駄で歩けるのはありがたいこと。
今回紹介するのは一点歯下駄KOJIRO(コジロウ)。
通常の一本歯下駄は前後にグラグラするだけだが、KOJIROは360度方向にグラグラして不安定感がマックスで楽しめる。そのため、ダンサーやバレリーナ、あるいはスノーボード、スキー、サーフィンなどバランス系スポーツのサブトレーニングに威力を発揮するのだ。
歯の裏のゴムが付けられないため、室内トレーニングオンリーで使っている。
腰痛気味の方、立ち仕事がメインの方、あるいはデスクワークの方、体の後ろ部分が固い方はぜひこの一点歯下駄KOJIROで歩いてみて欲しい。1日10〜15分、室内で歩くだけで体は劇的に変わるはず。
捻る(ねじる・ひねる)という動作は普段意識してするものではない。ダンスとか特殊なシチュエーションでのみで使われるもの。
日常生活で立って歩くだけの動きしかしないのが現代人。それに加えて、階段を昇り降りするくらいが関の山。
ラジオ体操が体に効くのはこの「捻る」という動作が要所要所にあるからなのだと最近とみに感じている。
ナンバの動きでは捻らないことが鍵になっている。これは効率よく体を動かすためであると私自身は考えているけれど、体をほぐす目的なら血流を良くするために捻ることも必要なのではないかと思うのである。TPOに応じて動きを使い分けるということだ。
中高年になってくれば頭も体も固くなる。自由に体が動かせなくなることも多々あるだろう。しなやかで柔軟な体を維持するために、一本歯下駄はかなり効果が期待できるはず。
一本歯下駄でただ歩くのにマンネリになってきたのであれば、この一点歯下駄KOJIROは新たな楽しみを提供してくれるであろう。
*購入ページはこちら(男女用サイズがあります)
男性用:
http://goropia.thebase.in/items/9507627
女性用:
http://goropia.thebase.in/items/9507656
http://goropia.thebase.in/items/9507663
ARUCUTO: http://pipotore.com/
商品ページ https://shop.getta.jp/?pid=127711442
音楽:「1973」by 天球ぴんぽんず
*一本歯下駄の購入はこちらで…