全国的に梅雨である。
これを書いている時点で沖縄地方は早梅雨明けしたという情報。
ジメジメムシムシした気候が好きな人はまあそう多くはないのかも知れないが、この雨も農家の皆さんには大切なもの。美味しいお米を作るために、水田に水がなければどうにもならないのだから…。
子供の頃、雨の日の楽しみは、長靴を履いて水たまりでジャブジャブ遊ぶことだった。時々、長靴の中まで水が入ってきて靴下まで濡らしてしまって母親に叱られたことも懐かしい思い出…。
おとなになった今は、一本歯下駄を履いて雨の中を歩くこと。
全体の高さが15センチほどあれば、不思議と足元は濡れない。傘を指していれば足はほぼいつでもドライな状態。
ただし、歯の裏にタイヤゴムなど付けている場合には要注意。付けていない状態でも街なかでは滑りやすいもの。タイヤゴムが摩耗してトレッドが消えていたら危険。
コンビニのフロアなど平らでツルツルなところではかなりスリップしやすい。
他にも、マンホールの蓋、排水溝の鉄板の蓋、視覚障害者誘導用の点字ブロックなど濡れてさらに滑りやすくなるものは街なかにいくらでもある。
夜道で雨の中、酒気帯び状態で歩くことは一本歯下駄の鬼門中の鬼門。
何度か経験しているのだが、路面のちょっとした突起物で転びそうになったり…
車も一本歯下駄も慣れてきた頃が一番危険なのは共通している。ちょっとした気の緩みで事故は起こり得る。どんなに一本歯下駄に自信があると言ってもリスクマネジメントを怠ってはいけないのだと思う。
さて、雨の中を一本歯下駄で歩いたら…
泥や土を落とすこと。濡れたら自然乾燥。鼻緒にも汚れがついてたら水拭きしてあげよう。
特に歯が乾燥すると台座から歯が抜ける事が起こる。むしろ、雨の日に一本歯下駄で歩くのは一本歯下駄の歯にはいいのかもしれない。
濡れたからと言って太陽光の当たるような場所に一本歯下駄を放置するのはやめておこう。エアコンの乾いた風が当たるのもよくない。
こまめに一本歯下駄の点検をすることをおすすめする。鼻緒の緩みがあったり鼻緒がきつすぎたりする時には前坪で調整しよう。
歯の裏のタイヤゴムも暑い時期は摩耗が早い。
トレッド(タイヤの模様)が消え始めたら、ためらわず新しいものに交換しておこう。
一年を通じて一本歯下駄で歩き走りする…季節の変化を全身でキャッチするには素足で一本歯下駄を履くことが最も自然。
時々、一本歯下駄を脱いで、裸足で芝生や砂の上を歩いてアーシング(グランディング)が気持ち良い。水たまりの中に足をドボンとつけてみて子供時代を思い出すのも乙なもの。この際、衛生面云々はいいっこなし。
雨降れば雨の中を歩く…雨だから家にいないといけないという理由はどこにもない。
新型コロナウイルスの問題でステイホームとかうるさく言われてたけれど、一本歯下駄を履いていれば免疫力も間違いなくアップする…これは私の持論。
皆さんも、安全と健康第一で、楽しい一本歯下駄ライフを…
*YouTube動画リスト:一本歯下駄〜One-Tooth Geta
*一本歯下駄の購入はこちらで…
*ライター:
株式会社GETTA認定アンバサダー
「PEACE RUN世界五大陸4万キロランニングの旅」を走るアドヴェンチャー・ランナー 高繁勝彦
コメント