ここで今一度GETTAの走り方を復習しておこう。
これまでぴんぽん地球ス(テラス)でもコアトレ☓一本歯下駄なるワークショップを開催したが、GETTAの考案・開発者ARUCUTO宮崎要輔さんに何度か指導していただいたのは…
GETTAで走る際に、
1)足裏が地面と平行に接地し
2)接地の瞬間に母指球に体重を乗せていくように
3)骨盤を乗せて走る。
これらの連動した動きがいわゆる「踵(かかと)を踏む」というアクション。
実際、足裏が地面と平行に接地しようとしてフォアフットの意識が高すぎると平行になっていない場合が多い。
着地の際、意識的にかかとから接地して行くような感じで足を下ろすと、接地の瞬間に自然に足裏が地面と平行に接地し、瞬間に趾(あしゆび)(=特に母指球)に体重を乗せられる。
短距離・長距離を問わず、大腰筋で地面を「蹴る」のではなく「押す」、あるいは骨盤が足の上に「乗る」感覚で走ることができれば、ゴムボールが弾んで前に進むように理想のGETTAの走りができると宮崎さんも力説している。
私自身がGETTAを使い始めた頃、シューズと同じ感覚で地面を蹴るように走っていたらふくらはぎがパンパンになり、かなり激しい筋肉痛を経験したのを思い出す。
大腰筋や腸骨筋を十分に使って、押す、乗る、弾む感覚で走らないとふくらはぎに負担が来る。GETTAはそういう風に作られている。
ふくらはぎに痛みが来る場合には大腰筋・腸骨筋のトレーニングが必要なのだ。
さらに宮崎さんによれば、この「乗る」感覚に加えて、肩甲骨周りの柔軟性を高めるトレーニングの重要性にもふれられている。
肩甲骨は腕と上半身の動きを司る重要なパーツ。左右の腕を振り下ろす際、腕の動きに連動して反対側の脚が弾むような感覚で上に上がる走り方が理想。
右足を上げたらそこに右胸を乗せる、左足を上げたらそこに左胸を乗せる…これを腕の振り下ろしと同時に行うのだ。
すべての動きがバラバラであってはいけない。どの動きもそれぞれが必ず連動しているのであって、動きと動きのつなぎ目がギクシャクすることなく、水面を揺らす波のようになめらか(スムース)なものであることが求められる。
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次回コアトレ☓一本歯下駄は大阪富田林のぴんぽん地球ス(テラス)にて3月17日(日)午後1時開催。
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*ライター:
ARUCUTO一本歯下駄アンバサダー、
「PEACE RUN世界五大陸4万キロランニングの旅」を走るアドヴェンチャー・ランナー 高繁勝彦