裸足のイサドラダンカン

ルースセントデニス
[生]1877.1.20.
[没]1968.7.21.
マーサグレハム
[生]1894.5.11.
[没]1991.4.1.
リリアンギッシュ
[生]1893.10. 14.
[没]1993.2.27

デニショーン舞踊学校を設立し後にモダン・ダンスの俊英を育てたルースセントデニス、そこで学び後世にメソッドを残したマーサグレハム、そしてデニショーン舞踏学校に出入りしていた女優リリアンギッシュ、3人とも当時はおろか今からみてもとても長生きで現役としての活動も長い。
リリアンギッシュの女優としてのキャリアは75年にも及ぶ。

100年近く生きた3人の実践の中には今後着目していきたい確かなものが存在し、現在は消えているものがあるはずだという空想から「どうして消えたのか」「消えたものは何か」を膨らませるために先ずはイサドラダンカンの翻訳伝記を購入してみた。

これが本当に面白く想像も創造もどちらも湧き立てる。

自然の風情と人の情緒のあいだに共通のものを発見したイサドラ自身は「葉の揺らぎ」「波の揺らぎ」といった自然への観察から腕や手や指のかろやかな動きを創造した。

イサドラのように成ろうとした人々はイサドラの動きやカタチを真似した。人を発として創造しようとし、身体を身体としてでしか捉えることができていなかった。自然についてはとばされていた。
(1925年の段階においては)

カタチだけでは知識だけではないものは何なのかの探求によってのみなのかもしれない。

一本歯下駄もそうしたところで大きなヒントがあるように思う。

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