音楽やゲームを欲しい時にダウンロードし、服や本を欲しい時にネットから購入する。
それらが当たり前のように繰り返されるようになって、人々は気がつかないうちに「思い出」や「愛着」という現実のリアリティを確かに少しづつ失っている社会の中で僕達は生きています。
音楽の世界ではダウンロードやネットでの聴き流しが日常になった現代、昔と違い、高校生や大学生達にはじめて購入した曲やアルバムを聴いてもおぼえていることは少ないようです。
多くの人が15年前の曲とここ2、3年の曲をどれくらいしっかり記憶しているかと問われたら15年前の方が記憶している人の方が多いのではないでしょうか。
現在は、便利が進む中、日常の中にある、未来の自分にとって価値あるものが手薄になっている時代なのかもしれません。
今という単位でみると一見便利にみえることも10年後20年後、人生という単位でみていくと生活の中に、日常の中に確かにあった思い出、記憶、愛着というのが以前より薄れている気がします。
今の日本の音楽界においてはAKBやジャニーズばかりがトップのランキングが問題なのではなく、日常における音楽との関わりと記憶、そこへの一石の投じ方の模索が求められいると思います。
ロックフェスは日本における音楽の非日常を完成させ、ある一定の評価されるべきアーティストがされるべき評価をされる社会をつくりました。
次は、日本における音楽の日常にもう一度一人一人が向き合う時だと思います。
日常の中の記憶、日々の人々の息遣い、地元ミュージシャンとの関係性、
日常に染み込んでいく音、ミュージシャンへの愛着や関係性の中に再び良い音楽が暮らしの中にある生活を生み出していく可能性があるのではと思います。
スターやカリスマというわかりやすい存在を求める時代から、
息遣いや鼓動が確かに互いにシンクロしていく時間を共有する時代へ
自分のすべてを音楽に注ぎ込んだミュージシャンを崇拝する時代から
その生き方と音楽を染み込むように感じていく時代へ
ビートルズが僕たちにもたらしてくれた人生を通して仲間と共有していける日常の音楽を、次の世代も同じように持てる現在となるために、
その一つの小さな一歩として日常と地域を意識したフェスを開催します。
是非リンク先の
storyKYOUTOUTAFESS
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