京都町屋 課題解決ワークブック | 大学生向け3ヶ月プログラム

京都町屋 課題解決ワークブック

社会課題を自分事として捉え、やりたいこととクロスさせて提案プランを立案する3ヶ月プログラム

このプログラムについて

期間
3ヶ月
頻度
週1回
時間
90分
総回数
12回

京都町屋の課題を学びながら、「社会課題」と「自分のやりたいこと」をクロスさせて、実現可能な提案プランを作り上げます。最終日には、あなただけのオリジナルプランをプレゼンテーション!

3ヶ月の学びの流れ

1
知る・感じる
Week 1-3

京都町屋の現状と課題を知り、「なぜこの問題が大切なのか」を自分なりに考えます。

  • 町屋の歴史と文化を学ぶ
  • 現在の課題を理解する
  • 自分が気になる課題を見つける
2
自分を知る
Week 4-6

自分の興味・スキル・やりたいことを整理し、社会課題とどう繋がるかを探ります。

  • 自分の興味を棚卸し
  • できること・学びたいことを整理
  • 将来やりたいことを考える
3
つなげる
Week 7-9

社会課題と自分のやりたいことをクロスさせて、アイデアを生み出します。

  • クロスマッチング分析
  • 複数のアイデア発想
  • 実現可能性の検討
4
形にする
Week 10-11

選んだアイデアを具体的なプランに落とし込み、ブラッシュアップします。

  • プラン詳細化
  • 実行ステップ設計
  • プレゼン資料作成
5
発表する
Week 12

最終プレゼンテーション!あなたの提案を堂々と発表しましょう。

  • 最終リハーサル
  • プレゼンテーション実施
  • フィードバック受け取り
WORKSHEET 1

課題共感シート

京都町屋の課題を「自分事」として感じてみよう

このシートのゴール

京都町屋が直面している課題の中から、あなたが「これは解決したい!」「これは見過ごせない!」と感じる課題を見つけ、なぜそう感じるのかを深堀りします。

町屋の現状を知って、どう感じましたか?
あなたが感じたこと、驚いたこと、気になったことを自由に書いてください
特に「これは問題だ」と思った課題は何ですか?
老朽化、空き家化、相続問題、コミュニティ不足など、複数あってもOKです
その課題が「自分にとって」なぜ重要だと感じますか?
個人的な経験や価値観と結びつけて考えてみましょう
もしその課題を放置したら、どんな未来になると思いますか?
10年後、20年後の京都を想像してみてください
考えるヒント

「自分の育った街」「好きな場所」「大切にしたい価値観」などと結びつけて考えてみると、課題が自分事になりやすくなります。また、「もし自分が町屋の所有者だったら」「もし自分が京都に住んでいたら」と想像してみるのも効果的です。

WORKSHEET 2

自分の棚卸しシート

あなたの興味・スキル・やりたいことを整理しよう

このシートのゴール

自分が何に興味があり、何ができて、将来どんなことをやりたいのかを明確にします。これが社会課題とクロスする「あなただけの強み」になります。

あなたが好きなこと・興味があることは何ですか?
趣味、学んでいること、時間を忘れて没頭できることなど、できるだけ多く書き出してください
あなたが持っているスキルや得意なことは何ですか?
デザイン、プログラミング、文章を書く、人と話す、企画を考える、写真を撮る…など
将来、どんなことをやってみたいですか?
漠然としたイメージでもOK。「こんな仕事がしたい」「こんな暮らしがしたい」など
人から「ありがとう」と言われて嬉しかった経験はありますか?
あなたが誰かの役に立てたとき、どんなことをしましたか?
考えるヒント

完璧なスキルである必要はありません。「今はできないけど学びたいこと」も立派な強みです。また、「人と話すのが好き」「調べることが得意」といった、一見地味に見えることも、課題解決には重要なスキルになります。

WORKSHEET 3

クロスマッチングシート

社会課題 × 自分のやりたいこと = 提案のタネ

このシートのゴール

ワークシート1で見つけた「解決したい課題」と、ワークシート2で整理した「自分のやりたいこと・できること」を掛け合わせて、あなただけのアイデアを生み出します。

気になる社会課題

ワークシート1から転記

  • 例:相続者不在で町屋が取り壊される
  • 例:若い人が町屋の価値を知らない
  • 例:維持費が高くて持続困難
  • ここにあなたの課題を記入
  • ここにあなたの課題を記入
自分のやりたいこと

ワークシート2から転記

  • 例:動画制作・SNS発信が得意
  • 例:イベント企画が好き
  • 例:古いものをリノベしたい
  • ここにあなたの興味・スキルを記入
  • ここにあなたの興味・スキルを記入

マッチング結果:生まれたアイデア

左と右を組み合わせて、思いつくアイデアを書き出してみましょう

アイデア 1
例:町屋の魅力を伝えるYouTubeチャンネル
アイデア 2
例:学生向け町屋体験ツアー
アイデア 3
あなたのアイデアを記入
アイデア 4
あなたのアイデアを記入
アイデア 5
あなたのアイデアを記入
アイデア 6
あなたのアイデアを記入
アイデア発想のコツ

最初は「できそうもない」「お金がかかりそう」といったことは気にせず、自由に発想してください。「こんなのどうだろう?」という軽い気持ちで、できるだけたくさん書き出すことが大切です。質より量を意識しましょう!

WORKSHEET 4

プラン選定シート

複数のアイデアから、最高の1つを選ぼう

このシートのゴール

ワークシート3で生まれた複数のアイデアを評価し、実現可能性とインパクトのバランスを考えて、最終的に提案するプランを1つ選びます。

1
アイデア名
アイデアを記入
評価ポイント
実現可能性:
インパクト:
ワクワク度:
2
アイデア名
アイデアを記入
評価ポイント
実現可能性:
インパクト:
ワクワク度:
3
アイデア名
アイデアを記入
評価ポイント
実現可能性:
インパクト:
ワクワク度:
最終的に選んだプランはどれですか?その理由は?
選んだプラン名と、なぜそれを選んだのかを書いてください
選定のポイント

完璧なプランである必要はありません。「実現可能性が高い」「社会的インパクトが大きい」「自分がワクワクする」のバランスを見て、総合的に判断しましょう。迷ったときは「自分が一番やりたいもの」を選んでください!

WORKSHEET 5

最終プラン提案シート

プレゼンテーションの核となる1枚完結シート

このシートのゴール

選んだプランを具体的に肉付けして、誰が見ても「これはいいね!」「やってみたい!」と思える提案にします。このシートがそのままプレゼンの台本になります。

プラン名:ここにあなたのプラン名を記入
提案者:あなたの名前
1. 解決したい課題
どんな課題を解決したいのか、なぜそれが重要なのかを書いてください
2. プランの概要
具体的に何をするのか、どんな活動なのかを分かりやすく説明してください
3. 誰のためのプラン?
ターゲットとなる人(町屋の所有者、学生、観光客など)を明確にしてください
4. どうやって実現する?
実行ステップを3つから5つ程度に分けて書いてください
5. 期待される効果
このプランを実行すると、どんな良いことが起こるかを具体的に書いてください
6. あなたの役割
このプランの中で、あなたが特に貢献できることは何ですか?

プラン完成チェックリスト

  • 課題が明確で、なぜ重要かが説明できる
  • プランの内容が具体的で、イメージしやすい
  • 誰のためのプランか、ターゲットが明確
  • 実現するための手順が整理されている
  • 期待される効果が具体的に書かれている
  • 自分の強みや興味が活かされている
  • 他の人にワクワク感が伝わる内容になっている
WORKSHEET 6

プレゼン準備シート

最終日の発表に向けて、構成を整えよう

このシートのゴール

ワークシート5で完成させたプランを、魅力的なプレゼンテーションにするための構成を考えます。5分から7分程度で発表できる内容に整理しましょう。

プレゼン構成(推奨)

1. オープニング(30秒)
自己紹介とつかみ
あなたの名前と、このテーマに取り組んだきっかけを一言で
2. 課題提示(1分)
何が問題なのか
京都町屋の課題と、なぜそれを解決したいと思ったのか
3. プラン紹介(2分)
私の提案
具体的に何をするのか、どんな活動なのかを分かりやすく
4. 実現方法(1分半)
どうやって実行?
ステップやスケジュールを簡潔に説明
5. 期待効果(1分)
実現したら何が変わる?
このプランがもたらす未来をポジティブに語る
6. クロージング(30秒)
まとめと想い
最後に一番伝えたいメッセージを力強く
あなたが一番伝えたいメッセージは何ですか?
最後に残る印象的な一言を考えてみましょう
聞いている人にどんな行動をしてほしいですか?
「一緒に参加してほしい」「シェアしてほしい」など、具体的なアクションを提案

プレゼン準備チェックリスト

  • 時間配分を考えて、各パートの内容を調整した
  • スライドや資料(必要な場合)を準備した
  • 専門用語を使わず、誰にでも分かる言葉で説明できる
  • 声に出して練習し、時間を計測した
  • 質問されそうなポイントを予想し、答えを準備した
  • 情熱と自信を持って話せる準備ができた
プレゼン成功のコツ

完璧である必要はありません。あなたの想いと情熱が伝われば、それが最高のプレゼンです。緊張したら、「自分がこのプランにワクワクしている理由」を思い出してください。あなたの熱意は必ず聞いている人に届きます!

3ヶ月の学びを終えて

お疲れ様でした!このワークブックを通じて、あなたは社会課題を「自分事」として捉え、自分のやりたいこととクロスさせて、実現可能な提案プランを作り上げました。

プレゼンテーションは、このプログラムのゴールではなく、スタートです。あなたが考えたプランは、実際に行動に移すことができます。小さな一歩からでも構いません。できることから始めてみましょう。

京都町屋の未来は、あなたのような若い世代の行動にかかっています。このワークブックで得た「課題を自分事として捉え、行動につなげる力」は、これからのあなたの人生で、必ず役に立つはずです。

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