久々の(5ヶ月のブランク)投稿。一本歯下駄を履いてなかった訳でもないのだけれど、いろいろと考えるところあってようやく投稿する気になりました(笑)。
コロナ禍の約3年間、いろんなことがオンラインになってしまって、外に出る機会もなくなり、人と接することもなくなって、特に遊び盛りの子供たちにはさまざまな弊害があったと思われる。
マスクをすることでお互いの顔も見えず表情もわからず、おそらく鎖国していた江戸時代よりもひどい状況だったと思われる歴史に残る変な時代だった。
63年間生きてきた中でもこんな時代なんてなかったし、パンデミックという何か得体の知れない(誰かが裏でコントロールしていたかもしれない…というようなことを書くと陰謀論などと言われそうだが)ものが人々に取り憑いたかのような日々だった。
次代を担う子どもたちがやはり笑顔でいられることこそ平和の証(あかし)。今回、和歌山市の本町公園で開催されたBIOCOマルシェ(11/23)のイベント会場内での一本歯下駄フェスタは、まさにそんな平和なシーンを形にしたイベントではなかったかと思われる。
初めて一本歯下駄を履く人のための体験会がメイン。経験者たちの方には会場内の練り歩きや一本歯下駄エクササイズの紹介などもあった。
*詳細はこちらにまとめているのでぜひ読んでいただきたい。
何というか、我々大人にしてみれば、子ども時代の経験というのは遠い昔の記憶の断片の中にすっぽり収まってしまっていて、それは何かきっかけがない限りずっと封印されてしまった秘宝のようなものになっているのかもしれない。
その何かのきっかけというのがこのイベントにもあった(と確信している)。
子どもが笑顔でいられるためには、大人がまずそんな場面を作るお膳立てが必要。
親や教師など大人の指示を受けることもなく、自由気ままにのびのびと好きなことを楽しめる場。
子どもたちは遊びの中でいろんなことを学んでいく。遊び=学習でもあるはず。
教員時代を振り返ってみて、そんなベーシックなことが頭にありながら、いつもいつも常識や固定観念に頭の中は支配され、差し障りのない思考や行動しかできなかった自分を三流教師として見ることしかできない今。
教員になりたての若い頃ならまだ子どもたちと一緒に笑顔で走り回っていたかもしれない。
でも、子どもたちとは年もかけ離れてしまって、自分が子どもだった頃のこともすっかり頭から消えてしまったら、ただのつまらないひとりの大人にすぎないということにも気付かされる。
そんなある日(2013年の春)、一本歯下駄に出逢って(それは「邂逅:かいこう」ともいうべき引き寄せか)、その面白さ・楽しさ・素晴らしさをでき得る限りいろんな場面でいろんな人々にシェアしなくては…という神の思し召しがあった。
2014年に一本歯下駄クラブが誕生し、この10年近くの間にいろんなイベントを開催し、自分自身も一本歯下駄で走り、山を駆け回り、イベントを通じていろんな町を訪ね、いろんな人々と一本歯下駄を楽しんできた。
平和な時代の、平和を象徴するフットウェア(履き物)として一本歯下駄を世にアピールしてきた。
元々私のプロジェクトである「PEACE RUN(アドヴェンチャー・ランナー高繁勝彦が走る世界五大陸4万キロランニングの旅)」の活動の一環として一本歯下駄クラブをスタートさせたけれど、コロナ禍で親の介護もあったりで、一本歯下駄が活動の中心となってしまった感もある。
来年は西ヨーロッパに再び出向くであろうし、もちろん一本歯下駄を持参して、サンティアゴ巡礼路を歩く人々にも一本歯下駄を体験してもらうつもりだ。
「一本歯下駄で人々を笑顔に、世界を平和に」「一本歯下駄でみんながつながる、みんなとつながる」をポリシーとして、さらなる可能性に期待を抱きつつ、一本歯下駄の活動も幅広く展開し続けていきたい。
今素直に笑顔になれない人は、まず一本歯下駄を履いてみる。
履いて歩くだけできっと笑顔が取り戻せる。そう信じている。
一本歯下駄ファンの皆さん、一本歯下駄イベントをあなたの地域(街やコミュニティ)で、開催してみませんか?
興味関心をお持ちの方はぜひお知らせください。
次なるイベントはこちら!
12/24(日)年忘れ一本歯下駄チャレンジウォーク大阪環状線1周2023
今年はクリスマスイブに開催します!大阪環状線19駅すべてを訪ねて一本歯下駄で歩くだけのイベントです。
*詳細はこちら
*一本歯下駄の試し履きや販売につきましては、大阪富田林にあるぴんぽん地球(テラ)スにお越しください。
*その他の記事一覧はこちら
*YouTube動画リスト:一本歯下駄〜One-Tooth Geta
*一本歯下駄の購入はこちらで…
*ライター:
「PEACE RUN世界五大陸4万キロランニングの旅」を走るアドヴェンチャー・ランナー 高繁勝彦
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