肩甲骨は、体の舵取り役であり、バランスを司るバランサー
肩甲骨は、単に腕を動かすための骨ではありません。まるで船の舵のように、体の向きや動きを調整し、全身のバランスを保つ重要な役割を担っています。
しかし、現代人の多くは、長時間のパソコン作業や猫背などの生活習慣によって、肩甲骨がガチガチに凝り固まってしまっています。
固まった肩甲骨は、体の不調の引き金に
肩甲骨が動かないと、以下のような様々な問題が起こります。
肩こり、首こり、背中の痛み
腕の動きが悪くなる
猫背になりやすい
体全体のバランスが崩れる
転倒しやすくなる
肩甲骨を解放するトレーニングで、体の自由度を高めよう
肩甲骨の自由度を高めるためには、以下のポイントを意識したトレーニングが効果的です。
胸を張らない: 胸を張ると、肩甲骨が内側に寄ってしまいます。意識的に胸を開き、肩甲骨を背骨から離すようにしましょう。
背筋を伸ばさない: 背筋を伸ばしすぎると、肩甲骨が固定されてしまいます。背中は自然に伸ばし、肩甲骨を自由に動かせるようにしましょう。
肩甲骨を動かす筋肉を意識する: 肩甲骨を動かす筋肉には、僧帽筋、菱形筋、肩甲下筋などがあります。これらの筋肉を意識的に動かすことで、肩甲骨の可動域を広げることができます。
今回紹介するトレーニング
今回紹介するトレーニングは、肩甲骨を動かす筋肉を意識的に動かすことに重点を置いたものです。
- 肩甲骨寄せ
椅子に座り、背筋を伸ばします。
両肩をゆっくりと後ろに寄せ、肩甲骨を背骨に近づけます。
2秒間キープしたら、ゆっくりと元の姿勢に戻ります。
10回を3セット行います。
- 肩甲骨回し
椅子に座り、背筋を伸ばします。
両肩をゆっくりと円を描くように回します。
前後に10回ずつ行います。
- 腕立て伏せ
腕立て伏せの姿勢を取ります。
体を下ろすときに、肩甲骨を背骨から離すように意識します。
10回を3セット行います。
これらのトレーニングを毎日行うことで、肩甲骨が徐々に解放され、体の自由度が向上していきます。
まとめ
肩甲骨は、体の健康にとって非常に重要な役割を担っています。日々の生活の中で、意識的に肩甲骨を動かすように心がけましょう。今回紹介したトレーニングもぜひ参考にしてみてください。