「プロプリオセプション」という言葉を聞いたことはありますか？
あまり馴染みのない言葉かもしれませんが、実は私たちの身体にとって非常に重要な感覚です。プロプリオセプションとは、簡単に言うと「自分の身体が今どこにあるのか、どんな姿勢なのか」を無意識に把握する能力のことです。
なぜプロプリオセプションが重要なのか？
プロプリオセプションは、バランス感覚や姿勢の維持、スムーズな動作に欠かせません。例えば、目を閉じていても、自分の手がどこにあるのか、足がどんな角度で地面を踏んでいるのかを把握できるのは、プロプリオセプションのおかげです。
この感覚が鈍ると、バランスを崩しやすくなったり、ケガのリスクが高まったり、運動パフォーマンスが低下したりする可能性があります。
プロプリオセプションと靴の関係
では、プロプリオセプションはどのようにして得られるのでしょうか？
実は、足裏からの情報が大きな役割を果たしています。足裏には無数のセンサーがあり、地面の状態や足にかかる圧力などを感知し、その情報を脳に伝えています。
しかし、現代人はクッション性の高い靴を履くことが多く、足裏からの情報が遮断されがちです。すると、プロプリオセプションが働きにくくなり、様々な悪影響を引き起こす可能性があるのです。
一本歯下駄で大地を感じよう！
プロプリオセプションを向上させるためには、一本歯下駄で歩く時間を増やすのが効果的です。一本歯下駄で歩くことで、足裏のセンサーが刺激され、脳への情報伝達が活発になります。
もちろん、常に一本歯下駄でいることは難しいかもしれません。そんな時は、裸足に近い感覚を得られる薄くて柔らかいソール（靴底）のシューズを選ぶようにしましょう。
まとめ
プロプリオセプションは、私たちの健康とパフォーマンスを支える重要な感覚です。足裏からの情報を受け取り、身体を適切にコントロールするためには、一本歯下駄や裸足で過ごす時間を増やしたり、裸足に近い感覚のシューズを選んだりすることが大切です。
日常生活の中にプロプリオセプションを意識したエクササイズを取り入れ、自分の身体をより深く理解し、より快適に動かせるようにしていきましょう。
