過去に「一本歯下駄と拾活」という記事も書いていたけれど、今回は「一本歯下駄で拾活」というタイトルにしてみた。
単純にゴミを拾いながら歩いたり走ったりするのだけれど、誰でもできるし、レジ袋一枚あればどこででもできる。
これを一本歯下駄でやってみるとなかなかいい感じ。前回も書いたことだけれど、一本歯下駄スクワットはたやすいものではない。
落ちている吸い殻や紙くずをしゃがんで拾う。トングやマジックハンドを持っていればそう深くしゃがみこまなくてもいいけれど、素手だとなお大変。
走りながら小さな吸い殻を拾うのは流鏑馬(やぶさめ:馬に乗って走りながら弓を的に当てる昔の侍の競技)さながらの高度なテクニックを要する(笑)。
ゴミを拾うために立ち止まる時には後方に注意しよう。車やバイクなら音で気付くけれど、自転車がいきなり後方から飛び出してきて衝突なんてしたりしないように…。立ち止まる前に振り返る習慣を付けたい。
毎日自分が使う道を定期的に拾活すると街のことがいろいろわかってくる。同じところに毎回同じようなゴミを捨てる人も確かにいるし、他にもゴミを拾ってくれている人の存在にも気付いたりする。
継続してやっていると声を掛けてくれる人もいるだろう。「ありがとう」とか「ご苦労さま」と言われるとやはりうれしい。
子どもたちの通学路では見守り隊なる人達もいる。最近は歩道に自動車が突っ込んでくるような事故もよく起こっている。地域の子供達は地域の大人が守ってあげないといけない。いずれはその子どもたちに支えられる私達だから…。
スポーツゴミ拾いというジャンルも実は既に存在していて北欧ではPLOGGING(プロギング)という名前で呼ばれているらしい。
ゴミを拾う社会貢献的なボランティア要素を持ちながら、走ったり歩いたりというスポーツ的要素を加える…そこに一本歯下駄が入ってくるとなお面白くなる。
フェイスブックでは“THE SWEEPERS”(スウィーパーズ)という公開グループがある。マラソン大会で拾活するランナーもいるし、日々のランニングの中で拾活をルーティンにしているランナーも少なくない。
仲間を集めて大々的にイベントにしても楽しいだろうし、自治体が絡んでくるとゴミ袋を提供してもらえたりもする。
自分の街で、自分の脚(足)で、自分の好きな時に拾活…一本歯下駄をお持ちの方はぜひ一本歯下駄を履いて…心にも体にも環境にもプラスになることばかり!!Let’s 拾活!!
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