ジコ坊の驚くべき身体能力

映画「もののけ姫」はご存知だろうか?

言わずと知れた宮崎駿監督による、スタジオジブリ制作の長編アニメーション映画作品。

公開されたのが1997(平成9)年なので既にそれから21年が経過している。

この「もののけ姫」に登場するジコ坊…

ウィキペディア「もののけ姫」の中では次のように紹介されている。

物語の序盤、シシ神の森の存在をアシタカに教えた人物。中年の小柄な僧体の男。実は謎の組織「師匠連」の一員で、その命令により、不老不死の力があるとされるシシ神の首を狙っている。唐傘連の頭領。石火矢衆の頭でもあり、狩人(ジバシリ)などをも動かす。アシタカと出会う時にアシタカがタタラ場に向かう途中の村で米を買う時に代金として砂金の大粒を支払った際に、他の人間が気づかなかった中で砂金であることを見抜くなど金品の知識は豊富である。何かとアシタカを気にかけており、多少なりアシタカには好感を持っているようである。しかし、シシガミ退治の知識には疎かったようであり、敵のイノシシ軍団のリーダーの乙事主のことを知らず、部下のジバシリの指摘で鎮西からやってきたことや四本牙で一族を引き連れてやってきたことを知る。一本歯の高下駄を履きながら岩から岩へと身軽に跳躍したり、ヤックルと並走できるほどの俊敏さなど高い身体能力を持つ。基本的に自身が率先して戦おうとはせず実力を隠しているが、緊急時にはアシタカと渡り合えるほどの武術の手練れでもある。シシ神の首を取った際には一晩中走り回り、翌朝未明の日の出寸前までシシ神の体液から生き残ったわずかな部下の唐傘連などの人員とともに逃げ切った。表立っては飄々とした性格であるが、エボシをシシ神殺しのために利用しようと部下を諭す一面もあるなど(一方のエボシもジコ坊達を信用仕切っていないことをタタラ場の女衆に打ち明けている)食えない男である。

*太字は筆者

ジコ坊は僧兵であろう。いわば武装した僧侶の兵隊。僧侶ではあるけれど、その実は武術訓練された戦闘集団。

映画の中で彼の動きに注目するといろんな発見がある。

「ジコ坊・一本歯下駄」で検索すると必ず出てくる画像がこれ。

自前の味噌とアシタカの用意した米で雑炊を作るシーン。

足元は一本歯下駄。推定18センチほどの高さがあるだろう。

しゃがみ込んでのこの姿勢、しかも右手には箸、左手には雑炊の入ったお椀…一本歯下駄を履き始めて間もない人間ならわかるが、これは普通に真似できない。真似しようとしてもお椀の雑炊がこぼれて自分自身も後ろか前にひっくり返るのが関の山。

アスリートでこれができるのは平昌五輪スピードスケートの小平奈緒選手くらいだろうか…(笑)

一本歯下駄で山道を歩いたことがあるが、常に不安定な一本歯下駄で、石ころや砂利、木の幹、木の株などがあちこちにある山の斜面を歩くというのは危険極まりない。

ジコ坊はまるで我々一般人がシューズを履いているのと同じ感覚で一本歯下駄を自分の足の一部であるかのように扱っている。

一本歯下駄での180度開脚ジャンプなんて…フィギュアスケーターならいざしらず…しかも岩場のゴツゴツした路面。

これは足首が相当柔らかくないと怪我をする。

アシタカと雑炊を食べるジコ坊…

「人はいずれ死ぬ。遅いか早いかだけだ」

自身の人生観をアシタカに語りながら、彼はアシタカに自身の若き頃を重ねて見ているのだろうか。

一本歯下駄を履いた謎の僧兵ジコ坊、実に人間臭くもあり、善人か悪人かもよくわからないけれど、卓越した身体能力を持ち合わせているということだけは確かなようだ。

あ〜…寒くなってきて、何か無性に雑炊食べたくなってきたぞ〜(笑)

 

一本歯下駄クラブ(フェイスブック公開グループ)

One-Tooth Geta Club(英語ページ)

勝彦高繁

走る旅人:アドヴェンチャー・ランナー、サイクリスト(JACC=日本アドベンチャーサイクリストクラブ評議員)、ALTRA JAPANアンバサダー、 YAMAN...

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