ソーシャルイノベーション研究会

【ソーシャルイノベーション研究会】

ソーシャルアソシエイト(組織を超えた仲間たち)の社会課題解決のための交流会行われました。

一日目 宗像会場
宗像グローバルアリーナ
二日目 北九州会場
北九州イノベーションセンター(KIC)

【目的】
〇すべての子どもたちに、あらゆる体験活動を創りだす!
〇障がい児(者)の一貫した教育・就労支援に向けて「新社会システム」の構築
〇九州アスリートキャリア機構(仮)設立準備


スポーツで社会課題解決、スポーツの中にある社会課題の解決と2011年からずっと同じ問題意識です。何故、スポーツが社会の中にある課題を解決していけるのか、そこの解像度を高めていきたい2024年。

例えば、スポーツでトップパフォーマンスを発揮するには、「極めていく」ことが重要になります。


「極めていく」と自ずと必然的に「間」と「型」に辿り着きます。


速く走るというのは速く動くことだと誤解されがちだが、間を作り込み一歩の質を作り込んだ過程をえなければ本当に速くは動けないし、走れない。


では「間」はどうやって生まれるか。これには、受用の能力が重要になります。そこで身体の中で最も優れた感覚受用器として「裸足」「足裏」が大事という話になってきます。


次の段階として、他者や環境を取り込む威光模倣と自身の「身」との関係性です。

ここで学校やチーム、指導者という環境が本人の才能や努力よりも重要になってきます。

この段階の時に、地域格差、環境格差が生まれる。環境に恵まれなければ、本人の才能や努力がいくら高くてもここでとまる。そんなの「イヤだ」というのが僕の活動です。

一本歯下駄GETTAと身体文化論を再現性のあるものとして修士論文の中で再構築した文化身体論は、この地域格差と環境格差へのアプローチです。


地域格差、環境格差の中で大事なことは、威光模倣と自身の「身」との関係性です。

威光模倣の環境がない時、その矛先となる道具として一本歯下駄GETTAは設計しています。

身体文化において身体が忘れていることも文化を内包した道具に備わっています。その道具の設計構造の意図を推測すると共に道具の身になること、下駄を日常履きしていた時代の人々への威光模倣が環境の代役をします。

次にそこにオノマトペなどのことばを付加する中で「間」や「間合い」の解像度が上がっていきます。


間と間合いの解像度向上を日々積み重ねると、身分け身分られるによる脱中心化再中心化サイクル、暗黙知の近位項遠位項、内部の身体感覚外部の身体感覚のゆらぎ往復活動などがうまれ、生成がおき、その先に「型」がうまれていく構造になります。


身体から「間」そして「型」がうまれていく構造になると「型」はどんどん生まれていくので、世界レベルで戦うための引き出しが増えます。

「間」から「型」を生成する段階になるとオノマトペやわざ言語、ことばの身体配列がシャワーのような状態になり、知識や経験がある上で、乳幼児の発達システムに近い成長がみられるようになる。

乳幼児との大きな違いはそれらを「型」という文化資本として身体化したことで他者に伝えることができるという点である。


「型」という文化資本はあらゆる界を横断可能な資本としての強みを持つ。界の横断により社会関係資本も形成され、身一つで地域に教育のための文化資本と関係人口をもたらすことができる存在になる。


つまりは、世界で戦うための究極を目指していく結果、「間」や「型」という文化資本を備えたアスリートは、地域や子どもたちの環境をよくする可能性に溢れている。

社会の課題に向き合う力が競技力の中で高まっている。
そう考えた時のアスリートキャリアとはどうなっていくのかをみんなで考えています。

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