芸術文化観光専門職大学に行ってみました

一本歯下駄GETTAの宮崎です。

先日、開校2年目となる芸術文化観光専門職大学に行ってみました。

 

「これからの教育」にアンテナがある人の多くは、

 

幼稚園から中学校は軽井沢風越学園

 

高校及びに高等専門学校は、神山まるごと高等専門学校

 

そして大学は、芸術文化観光専門職大学への関心が高いのではないかと思います。

 

実際に芸術文化観光専門職大学の大学ホームページでは


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【国公立初!演劇・ダンスの実技が本格的に学べる大学】

世界を舞台に活躍する演劇人、ダンサーが教員として在籍。220人収容の劇場やスタジオなど舞台芸術を学ぶための施設も充実。1年次に全員が演劇的手法による「コミュニケーション演習」を履修。演劇を活用して表現力や協調性などを身に付け、多様な人々との交流が必要な、これからの社会で必須となる「対話的コミュニケーション能力」を養成します。

【新たな観光を創り出し、元気な地域づくりを担う人材を育成する大学】

観光が着地型観光へと変化を迎える今、地域の魅力をあらためて多様な視点から掘り起こし、地域を活性化する人材を育成します。そのためのマネジメント力、マーケティング能力を多くの実習を通じて養成します。

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と紹介されています。10年ほど前から聞いていた大学を核とした地域づくりとしての専門職大学。

ここでしかできない学びのある教育機関

地域に根ざして、地域を丸ごとキャンパスにしつつ、双方の知見を語り合いの中で高める環境


受験生が、ここでしかできない学び、環境をどうしても選びたくなる学校。

実際に、僕もキャンパスを歩いていると何気ないところに「場の仕掛け」があったり「ゲーム性」があることに気づいていきます。

学生たちはもしかしたら、そうした「場の仕掛け」に在学中は気づかないかもしれません。

でもこうした環境の中で、学生生活に当たり前だと思って過ごしていたものが、やがて武器になる「仕掛け」をキャンパス内に感じました。


この大学の卒業生の一部は、「土地に眠る記憶」や「装置」を地元や色んな地域で掘り起こせるようになっているように思います。


なぜなら、学生生活のうちに「空間」や「関係性」、「人」で生まれていく創発を体験できるからです。


もしかしたら、それは特別な体験としてではなく、何気ない日常として気づかないうちの体験かもしれません。


専門家による良質の授業と日常の中にある仕掛けが掛け合わされることで個人の変容が生まれていき、環境や他者をはじめとした自分以外の存在との「ゆらぎ」が学生をまた成長させていきます。


図書館も、静かに各々が自習する空間、書籍が沢山ある場所ではなく、「知識、体験、脳内、身体をシェアし、クラウド化していく」ような仕掛けを感じました。


「勉強をするのではなく、独学をしたくなる。」


「そしてそれを誰かに共有したくなる。語り合う豊かな時間によって、他者からも吸収してさらに独学したくなる。」


この世の中において、一部の人だけが行っていたサイクルがひらかれたものになっているのが、芸術文化観光専門職大学の図書館だと思います。


劇場や小道具部屋などの施設もそうですが、表現の場、報告する場がある中での大学の学びの場がある。


またすぐ次回も訪ねたくなる大学でした。

 

こうした地域の核となる取り組みをしている大学などの学校で、一本歯下駄を活用したまち歩きや授業などが増えていったら面白いなと思います。

 

 

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