今回のオリンピック陸上短距離は今後日本も含めて世界が追求していく動作についての分岐点となる大会として非常に楽しみにしています。
日本選手ではブレない走りをまるで職人のように完成度を高めてきている山縣選手、そのはんばにいる高瀬選手。
個人的には日本選手権の時に理想イメージを持ちながらも手探りだった高瀬選手がリオでどんな走りをみせてくれるかが楽しみです。一方、飯塚選手はブレない走りもできる中での肩甲骨をぐいぐいともっていくことができる走り方にタイム向上の可能性を期待します。
昨年、世界陸上北京大会でボルト選手、ガトリン選手のレース結果を中心にひとつの仮説を進める必要性をこの一年感じてきました。
それは日本選手はブレない走りを答えとして完結させるのではなく今後はブレない走りからもう一歩先のブレることのできない走り(姿勢)でありつつも肩甲骨、骨盤をぐいぐいもっていく走りまで高めていかないと世界では勝てないということです。(そのための胸郭、股関節周りへのアプローチから上体の立体的なしなりをつくっていくトレーニングを今後アスリートだけでなく、一般レベルまで落とし込むことも頑張らないといけません。)
山縣選手のように骨盤を立て、腰を入れ、低い重心で上下左右ともブレが少ない走りの中でその上で肩甲骨、骨盤を今よりもぐっと動かせれるようにする段階になってきたと思います。
その中で飯塚選手、今回は怪我で欠場のサニーブラウン選手の走りにはいくつかのヒントがあります。
今回のコアトレ×一本歯下駄ではブレない走りを身につけた上でそこからどう崩して次の段階にいくかを参加者の方々と探求していければと思います。
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