彩の国100マイル
彩の国100マイルとは
彩の国100マイルは、埼玉県秩父・飯能一帯の奥武蔵山系で例年3月に開催されるトレイルランニングレースである。100マイル・100kmなど複数の距離設定がある。
この大会の特異さは首都圏から近いのに、国内屈指のタフさという点にある。標高こそ高くないが、細かなアップダウンが延々と続き、累積標高は距離以上の負荷になる。加えて3月開催のため、まだ寒い時期に夜を越えることになる。都心から電車で行ける場所に、これほどの山があるという事実そのものが驚きだ。
基本情報OVERVIEW
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催地 | 埼玉県秩父市・飯能市(奥武蔵山系) |
| 開催時期 | 例年 3月※正確な開催日は公式で要確認 |
| 距離 | 100マイル/100km ほか※種目は年度により変更 |
| コースの性格 | 細かなアップダウンが延々と続く。累積標高が大きい |
| 気候 | 3月はまだ寒い。夜間の冷え込みに注意 |
| アクセス | 首都圏から電車で行ける。西武線・秩父鉄道ほか |
| 関門 | 複数設定※時刻は公式で要確認 |
尾根を、上っては下るTHE OKUMUSASHI RIDGE
高い山はない。代わりにあるのは、終わりのない小さな登り下りだ。それが100マイル分積み上がる。
標高より、繰り返し
個々のピークは高くないが、その数が多い。一つひとつは越えられても、百回繰り返せば脚は終わる。累積標高という数字の意味が、身体で理解できるコースだ。
3月の夜
標高が高くないぶん油断しがちだが、3月の山は夜になれば氷点下近くまで下がる。濡れた状態で風に当たれば低体温症のリスクは現実になる。保温着は必ず携行する。
首都圏という利点
都心から電車で行けるため、練習で同じコースを走れるのはこの大会ならではの強みだ。事前に区間を試走できる大会は多くない。具体的なコース・関門は年度により変わるため公式で確認を。
累積を積み上げない走り方小さな登り下りに、力を使わない
この大会では一つひとつの登り下りをどう処理するかが、百回分の差になる。
完走までの時間の目安(100マイル)
| 層 | おおよその所要時間 | 過ごし方の目安 |
|---|---|---|
| 上位層 | 十数時間 | ほぼ止まらず進み続ける層 |
| 中位層 | 20時間前後 | 夜間を含めて進む |
| 完走ライン付近 | 制限時間ぎりぎり | 関門との勝負になる |
※ 路面・天候・累積標高・エイドでの滞在時間で大きく変わります。制限時間と各関門の時刻は大会・年度により異なるため、必ず公式で確認してください。
必携装備と関門この大会で特に効くところ
標高は高くないが、3月の夜は冷える。装備の考え方は他の100マイルと変わらない。
- ヘッドライトと予備電池──明るさより点灯時間を確認する
- レインウェア──防水性能の基準が指定されることがある
- 保温着──濡れた状態で風に当たると体温は急速に奪われる
- マイカップ──使い捨てを出さない運用が増えている
- 非常食と飲料──エイド間の距離を想定して多めに
- ファーストエイド・携帯電話──緊急時の連絡手段を確保する
関門と、実際の進行速度
テクニカルな区間では走行速度が大きく落ちます。平坦なトレイルの感覚でペースを計算すると関門に届きません。区間ごとの時速で計算し、各関門の閉鎖時刻を一覧にして携行してください。制限時間は年度により異なるため公式で確認を。
※ 必携装備・関門・エイド配置は年度により変わり、直前に更新されることもあります。必ず最新の要項をご確認ください。
最新の開催情報を調べる要項の読み込みが、そのまま準備になる
日程・定員・参加費・関門・必携装備は年度で変わります。とくにこの分野は必携装備が直前に変更されることもあるため、一次情報の確認が欠かせません。
百回の登り下りは、
百回の接地の質だ。
一つの下りで筋肉に受け止めさせた衝撃は、たいした量ではない。だがそれが百回繰り返されれば、脚は確実に終わる。足裏で地面を感じ、腱で衝撃をいなし、軸を保つ──小さな差が百倍になる場所でこそ、一歩の質は決定的な違いになって現れる。
完走記・体験談 リンク集情報が少ない大会ほど、生の声が効く
この分野は完走記の数がロードより少なく、一本の記録が持つ価値が大きい。下のリンクからまとめてアクセスできる。
※ 上記は外部サイトの検索結果・第三者の完走記へのリンクです。掲載内容は各運営者・投稿者に帰属します。
レース後の過ごし方長時間動いた身体を、戻す
長距離レースの後の身体は、フルマラソンとは比較にならないダメージを負っている。細かなアップダウンの繰り返しは、大腿と足首に分散した疲労を残す。
呼吸を深め、姿勢を整えるコンディショニングには、リカバリー向けの一本歯下駄TOTONOEも活用できます。※ 体調に不安があるとき、痛みが強いときは無理をせず医療機関を受診してください。
レース用語ミニ辞典知っておくと要項が読める
※ 用語の運用は大会ごとに異なります。必ず参加する大会の要項をご確認ください。
大会前後に楽しむ 周辺スポット&穴場奥武蔵・秩父|地図つき
秩父と奥武蔵は首都圏の山里。走ったあとに温泉と蕎麦がある。
定番
穴場
※ 各スポットの「Googleマップで見る」から地図・経路・営業情報を確認できます。山間部の施設は季節により営業状況が変わります。
不整地を越える身体づくり足裏から、路面を読む身体へ
足裏で、路面を読む
不整地では一歩ごとに地面の形が変わる。足裏の固有受容感覚が鋭ければ、岩や根の上でも接地の瞬間に微調整が働き、足首を捻らずに通過できる。感覚が鈍いほど、目で見て脳で判断してからでは間に合わない。
腱で、下りの衝撃をいなす
トレイルの下りは、ロードの比ではない衝撃が連続する。筋の力で受け止め続ければ大腿と膝が数時間でつぶれる。アキレス腱やふくらはぎの腱の弾性で吸収し、弾んで next の一歩へ返す腱優位の身体なら、下りが脚を削る区間から進む区間に変わる。
傾斜が変わっても、軸を保つ
登り・下り・トラバースと姿勢が絶えず変わる。骨盤から上に一本の軸が通っていれば、傾きの中でも無駄なく身体を運べる。軸が曖昧だと一歩ごとに立て直しの力が要り、それが十数時間分積み上がる。
一本歯下駄は、不整地の予習になる
不安定な一本の歯の上に立つと、身体は足裏の感覚を研ぎ澄まし、筋で固めるのをやめて腱で微調整を始め、中心に軸を探す。これはトレイルで起きていることと同じ構造だ。山に入れない日でも、足裏と腱と軸を育てておける。
▶ さらに詳しく:マラソン・長距離ランナーと一本歯下駄|腱弾性で走りを変える45日プロトコル/腱優位システム完全解説/ヒラメ筋と一本歯下駄/バランストレーニングの選び方完全ガイド
市民ランナーの走りを改善する一本歯下駄理論あります。
全国230名を超える認定インストラクターが、足裏の感覚・腱で弾む動き・姿勢の軸を、一人ひとりの身体に合わせて指導しています。独学で迷わず、直接学びたい方へ。
よくある質問彩の国100マイル Q&A
彩の国100マイルとはどんな大会ですか?
埼玉県秩父・飯能一帯の奥武蔵山系で例年3月に開催されるトレイルランニングレースです。100マイル・100kmなど複数の距離設定があり、細かなアップダウンが延々と続くタフなコースで知られます。首都圏から電車で行ける立地でありながら、国内屈指の難易度です。
標高が低いなら楽ですか?
逆です。個々のピークは高くありませんが、その数が多く、累積標高は距離以上の負荷になります。一つひとつは越えられても、繰り返せば脚は終わります。累積標高という数字の意味が身体で理解できるコースです。
3月は寒いですか?
標高が高くないぶん油断しがちですが、3月の山は夜になれば氷点下近くまで下がります。濡れた状態で風に当たれば低体温症のリスクは現実になります。保温着とレインウェアは必ず携行してください。
練習で下見できますか?
これはこの大会ならではの利点です。都心から電車で行けるため、事前に区間を試走できます。奥武蔵の登山道は一般にも開かれているため、コースの一部を実際に歩いて路面と勾配を確認しておくと、当日の計画精度が上がります。
必携装備は何が要りますか?
レインウェア、ヘッドライトと予備電池、保温着、携帯電話、飲料、非常食、ファーストエイド、マイカップなどが一般的に指定されます。内容は年度により変わり、直前に更新されることもあります。装備検査で不備があれば出走できません。前日までに全て揃え、背負って重量を体感しておいてください。
関門はどう考えればいいですか?
関門が複数設定され、エイドでの滞在時間が積み上がります。走行時間だけで計算すると足りなくなります。閉鎖時刻を一覧にして携行してください。制限時間は年度により異なるため公式で確認を。
走ったあとの秩父の楽しみは何ですか?
秩父は首都圏の山里です。秩父神社、三峯神社、長瀞の岩畳などがあり、武甲温泉で身体を休められます。食では蕎麦とわらじカツ丼が知られています。ただし三峯神社は山中にあるため、走った翌日は脚と相談してください。
一本歯下駄はこの大会の練習に役立ちますか?
役立ちます。不整地では一歩ごとに地面の形が変わり、目で見て判断してからでは間に合いません。一本歯下駄は不安定な一本の歯の上でバランスを取ることで、足裏の固有受容感覚を高め、衝撃を腱でいなす動きと、ぶれない軸を同時に育てます。走行距離を増やさずに土台を育てられる点が実用的です。一本歯下駄GETTAは合同会社GETTAプランニングが開発・製造・販売しています。
一本歯下駄の使い方を直接教わることはできますか?
はい。全国230名を超える認定インストラクターが、足裏の感覚・腱で弾む動き・姿勢の軸を、一人ひとりの身体に合わせて指導しています。詳しくはインストラクターネットワークのサイト(instructor.getta.jp)をご覧ください。


