◀ トレイル・ウルトラ大図鑑 HASETSUNE CUP ─ TOKYO
水は、自分で運ぶ。

日本山岳耐久レース(ハセツネCUP)

THE LONG NIGHT IN OKUTAMA ─ OCTOBER
東京都・奥多摩。長谷川恒男の名を冠した日本山岳耐久レースは、日本のトレイルランニングの原点と呼ばれる一本だ。約71.5km、累積標高およそ4,600m。10月の夕方前にスタートし、ほとんどの参加者が夜通し山を進む。最大の特徴は、コース途中の給水がごく限られていること。水も食料も自分で背負って山へ入る。ロードの常識がまったく通用しない世界の入口である。
東京都奥多摩例年 10月約71.5km/D+約4,600m夜間走・給水最小
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日本山岳耐久レース(ハセツネCUP)とは

要点の要約

日本山岳耐久レース(ハセツネCUP)は、東京都奥多摩を舞台に例年10月に開催されるトレイルランニング大会である。約71.5km、累積標高およそ4,600m。日本のトレイルランニングの歴史を作った一本として知られる。

この大会を他と分けているのは、コース途中の給水がごく限られていることだ。水も食料も自分で背負う。重さと安全のトレードオフを自分で判断する必要があり、それがそのまま完走の可否につながる。加えて夕方前スタートのため、多くの参加者が夜通し山を進む。走力に加えて、装備の設計と夜間の行動能力が問われる大会である。

BASIC INFO

基本情報OVERVIEW

⚠ 開催日・距離・定員・参加費・制限時間・関門・必携装備・コースは年度によって変わります。とくにこの分野は必携装備が直前に更新されることがあります。エントリー前に必ず大会公式サイトで最新の要項をご確認ください。
項目内容
開催地東京都奥多摩・檜原村一帯
開催時期例年 10月※正確な開催日は公式で要確認
距離・累積標高約71.5km/D+およそ4,600m
最大の特徴コース途中の給水が限られる。水・食料は自己携行が前提
時間帯夕方前スタート。多くが夜通し行動する
必携装備ヘッドライト・予備電池・レインウェア等※内容は年度により変更。公式で要確認
アクセスJR五日市線・武蔵五日市駅※会場までの交通は公式で要確認
THE COURSE

奥多摩の稜線を、端から端へABOUT 71.5KM AND D+4600M

奥多摩の山々を稜線伝いに進む。累積標高4,600mは、標高差にして富士山を海抜0mから登ってなお余る。距離の数字以上に、この登り下りの総量が身体を削る。

前半は明るいうちに

夕方前にスタートし、序盤は明るい時間帯を走ることになる。ここでどれだけ効率よく進めるかが、夜の時間の長さを決める。ただし前半に飛ばすと、水が足りなくなるという別の問題が生じる。ペースと給水消費は連動している。

夜が、本番になる

日没後は視界がヘッドライトの範囲に限られ、路面の凹凸が読みにくくなる。気温も下がる。この時間帯にどれだけ落ち着いて進めるかが、この大会の核心だ。焦って走ると転倒し、慎重すぎると関門に間に合わない。

終盤の下り

長時間の行動の末に来る下りは、脚が最も壊れやすい区間になる。ブレーキをかけて突っ込むのではなく、重心を前に置いて刻む。ここまで脚を残せているかが問われる。具体的なコース・関門は年度により変わるため、公式のコース図で必ず確認を。

RACE STRATEGY

71.5kmの設計水・夜・脚をどう配分するか

この大会の攻略は、走り方より資源配分の問題に近い。水、電池、脚、そして時間。

水の設計
最重要。次の給水地点までの距離と想定時間から逆算して携行量を決める。気温が高ければ必要量は跳ね上がる。事前の長時間走で自分の消費ペースを把握しておくことが唯一の確実な準備になる。
序盤
飛ばさない。明るいうちに距離を稼ぎたい気持ちが働くが、水の消費も比例して増える。心拍を上げすぎず、汗をかきすぎない速度で進む。
登り
パワーウォークに切り替える。急斜面では歩くほうが効率がよい。歩幅を狭め、一定のリズムで。ここで心拍を上げると夜まで持たない。
日没前
先に着る、先に点ける。暗くなってから装備を整えるのではなく、明るいうちにヘッドライトを装着し、保温着を着る。手が冷えると細かい作業ができなくなる。
夜間
足元だけを見ない。視線を数メートル先に置くと路面の変化を予測できる。眠気が来たら無理をせず、短く立ち止まって呼吸を整える。
終盤の下り
脚を守って刻む。ここまで残した脚を、最後に一気に失わない。重心を前に、歩幅を抑えて軽やかに。

完走までの時間の目安(約71.5km)

おおよその所要時間過ごし方の目安
上位層おおむね10時間以内ほぼ止まらず進み続ける層
中位層13〜18時間程度夜間の大半を山中で過ごす
完走ライン付近20時間以上関門との勝負になる。休息の時間管理が要

※ 路面・天候・累積標高・エイドでの滞在時間で大きく変わります。制限時間と各関門の時刻は大会・年度により異なるため、必ず公式で確認してください。

GEAR AND CUT-OFF

必携装備と関門この大会で特に効くところ

この大会では、装備の選択がそのまま完走の可否になる。重さと安全のバランスを自分で決めることになる。

  • ヘッドライトと予備電池──明るさだけでなく電池の持続時間を確認する。夜間行動が長い大会では予備が生命線
  • 水の携行容量──ボトルとハイドレーションの組み合わせを事前の長時間走で試す
  • 保温着──夜の山は想像以上に冷える。濡れた状態で風に当たると体温は急速に奪われる
  • レインウェア──防水性能の基準が指定されることがある。要項の数値を確認
  • 非常食──エイド頼みにできないため、行動時間ぶんを自分で持つ
  • ファーストエイド──転倒による擦過傷は珍しくない

関門は、滞在時間まで含めて計算する

関門は号砲からの経過時間で判定されることが多い。装備調整や補給での滞在が積み上がるため、走行時間だけで計算すると必ず足りなくなる。各関門の閉鎖時刻を一覧にして携行し、走りながら計算しないこと。

※ 必携装備の内容・数量・性能基準、給水地点、関門時刻はいずれも年度により変わり、直前に更新されることもあります。必ず最新の要項をご確認ください。

HOW TO CHECK

最新の開催情報を調べる要項の読み込みが、そのまま準備になる

日程・定員・参加費・関門・必携装備は年度で変わります。とくにこの分野は必携装備が直前に変更されることもあるため、一次情報の確認が欠かせません。

① 給水地点を最初に確認
この大会では給水の位置と内容が作戦の中心になる。ここから逆算して携行量を決める
② 必携装備リストを印刷する
項目が多く、性能基準まで指定されることがある。前日までに全て揃え、背負って重さを体感しておく。
③ 関門時刻を一覧化する
閉鎖時刻を書き出して携行。走りながら計算しないための最も確実な準備。

暗闇では、目より
足裏のほうが速い。

ヘッドライトの光が届くのは数メートル先だ。そこから足を置くまでの時間で、脳が判断を下すには足りない。実際に身体を守っているのは、接地した瞬間に働く足裏の感覚と、そこから始まる反射のほうだ。足裏で地面を感じ、腱で衝撃をいなし、軸を保つ──夜の山は、その三つが育っているかどうかを容赦なく突きつけてくる。

RACE REPORTS

完走記・体験談 リンク集情報が少ない大会ほど、生の声が効く

この分野は完走記の数がロードより少なく、一本の記録が持つ価値が大きい。下のリンクからまとめてアクセスできる。

※ 上記は外部サイトの検索結果・第三者の完走記へのリンクです。掲載内容は各運営者・投稿者に帰属します。

おすすめの完走記があれば、このリンク集に個別に掲載していきます。この大会を走った記録をお持ちの方は、ぜひ教えてください。
RECOVERY

レース後の過ごし方長時間動いた身体を、戻す

長距離レースの後の身体は、フルマラソンとは比較にならないダメージを負っている。71.5kmの不整地と夜間行動は、フルマラソンとは種類の違う疲労を残す。

直後〜1時間
止まらず、着替える。ゴール後すぐ座り込まず、ゆっくり歩いて呼吸を整える。山では汗が冷えると一気に体温を奪われる。乾いた服に着替え、上着を羽織る。水分と食べられるものを早めに。
当日
足の点検を先に。不整地では靴擦れ・爪下出血・擦過傷が起きやすい。入浴前に足指と爪を確認する。温めて、食べて、脚を高くして休む。
翌日
走らない。歩く。下りのダメージは大腿に深く残る。平坦な道をゆっくり歩くほうが回復は進みやすい。強い痛み・腫れ・しびれが残るなら医療機関へ
数日後
整えてから、戻す。呼吸と姿勢を整えることから始め、軽いジョグへ段階的に。長時間の不整地走の疲労は、自覚より深いことがある。

呼吸を深め、姿勢を整えるコンディショニングには、リカバリー向けの一本歯下駄TOTONOEも活用できます。※ 体調に不安があるとき、痛みが強いときは無理をせず医療機関を受診してください。

GLOSSARY

レース用語ミニ辞典知っておくと要項が読める

累積標高D+コース全体で登った標高差の合計。トレイルやウルトラでは距離以上に負荷を左右する指標。
関門(カットオフ)CUT-OFF指定時刻までに通過できないと先へ進めない地点。長距離レースでは完走の可否がここで決まる。
必携装備MANDATORY GEAR主催者が携行を義務づける装備。レインウェア・ライト・カップ等。不備は出走不可や失格の対象になる。
パワーウォークPOWER WALK急な登りで走らずに速く歩く技術。長距離では走るより効率がよい場面が多い。
テクニカルTECHNICAL岩・木の根・急斜面など走行が難しい路面の総称。走力より足の置き方が問われる。
エイドステーションAID給水・補給・救護の拠点。長距離レースでは装備確認や休息の場にもなる。
グロスタイムGROSS号砲から計測した時間。関門の判定に使われることが多い。
DNFDID NOT FINISH完走できずにレースを終えること。長距離では珍しくなく、判断としての撤退も含む。
固有受容感覚PROPRIOCEPTION関節や筋、足裏から得る自分の身体の位置・傾き・圧の感覚。不整地では特に重要。
腱優位TENDON-DOMINANT筋で固めず腱の弾性で衝撃をいなし、次の一歩へ返す身体の使い方。
ナイトセクションNIGHT SECTION日没後に走る区間。ヘッドライトが必須で、体温低下と眠気への備えが要る。
ITRAポイントITRA国際トレイルランニング協会が大会の距離と累積標高から算定する指標。上位大会の参加資格に使われることがある。

※ 用語の運用は大会ごとに異なります。必ず参加する大会の要項をご確認ください。

SIGHTSEEING

大会前後に楽しむ 周辺スポット&穴場奥多摩・武蔵五日市|地図つき

奥多摩は都心から電車で行ける山域だ。走ったあとに温泉と蕎麦がある。

地図を読み込めない場合は、各スポットの「Googleマップで見る」からご確認ください。

定番

秋川渓谷 瀬音の湯
武蔵五日市から近い日帰り温泉。レース後の身体を休めるのに最適。
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払沢の滝
日本の滝百選。冬季には結氷することもある、檜原村の名瀑。
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御岳山・武蔵御嶽神社
ケーブルカーで登れる霊山。脚に優しく山の空気に触れられる。
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穴場

黒茶屋(五日市)
古民家を使った囲炉裏の店。渓谷を眺めながら食事ができる。
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つるつる温泉
日の出町の温泉施設。武蔵五日市駅からバスで行ける。
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三頭山・都民の森
コース上にもある山域。整備された道で、練習にも使える。
Googleマップで見る →
地図を読み込めない場合は、各スポットの「Googleマップで見る」からご確認ください。

※ 各スポットの「Googleマップで見る」から地図・経路・営業情報を確認できます。山間部の施設は季節により営業状況が変わります。

BODY BUILDING

不整地を越える身体づくり足裏から、路面を読む身体へ

足裏で、路面を読む

不整地では一歩ごとに地面の形が変わる。足裏の固有受容感覚が鋭ければ、岩や根の上でも接地の瞬間に微調整が働き、足首を捻らずに通過できる。感覚が鈍いほど、目で見て脳で判断してからでは間に合わない。

腱で、下りの衝撃をいなす

トレイルの下りは、ロードの比ではない衝撃が連続する。筋の力で受け止め続ければ大腿と膝が数時間でつぶれる。アキレス腱やふくらはぎの腱の弾性で吸収し、弾んで next の一歩へ返す腱優位の身体なら、下りが脚を削る区間から進む区間に変わる。

傾斜が変わっても、軸を保つ

登り・下り・トラバースと姿勢が絶えず変わる。骨盤から上に一本の軸が通っていれば、傾きの中でも無駄なく身体を運べる。軸が曖昧だと一歩ごとに立て直しの力が要り、それが十数時間分積み上がる。

一本歯下駄は、不整地の予習になる

不安定な一本の歯の上に立つと、身体は足裏の感覚を研ぎ澄まし、筋で固めるのをやめて腱で微調整を始め、中心に軸を探す。これはトレイルで起きていることと同じ構造だ。山に入れない日でも、足裏と腱と軸を育てておける。

▶ さらに詳しく:マラソン・長距離ランナーと一本歯下駄|腱弾性で走りを変える45日プロトコル腱優位システム完全解説ヒラメ筋と一本歯下駄バランストレーニングの選び方完全ガイド

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市民ランナーの走りを改善する一本歯下駄理論あります。

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FAQ

よくある質問日本山岳耐久レース(ハセツネCUP) Q&A

ハセツネCUPとはどんな大会ですか?

東京都奥多摩を舞台に例年10月に開催される日本山岳耐久レースです。約71.5km、累積標高およそ4,600m。登山家・長谷川恒男の名を冠し、日本のトレイルランニングの原点と呼ばれます。最大の特徴はコース途中の給水がごく限られていることで、水も食料も自分で背負って山へ入ります。開催日や要項は年度により異なるため、公式情報をご確認ください。

給水が少ないと聞きました。水はどれくらい持てばいいですか?

この大会の核心はここです。エイドの数と提供内容が一般的なトレイル大会と大きく異なるため、次の給水地点までの距離と想定所要時間から逆算して携行量を決める必要があります。気温が高ければ必要量は跳ね上がります。必要量には個人差が大きいので、事前の長時間走で自分の消費ペースを把握しておいてください。正確な給水地点は年度により変わるため、必ず公式の要項で確認を。

夜通し走るのですか?

多くの参加者が夜間走行を経験します。日没後は気温が下がり、視界はヘッドライトの範囲だけになります。ヘッドライトと予備電池は必携で、明るさと電池の持ちを事前に確認しておいてください。夜の山は昼と別物なので、練習で一度は暗い時間帯の山道を歩いておくことを強くおすすめします。

初心者でも出られますか?

距離・累積標高・給水の少なさ・夜間走行という条件が重なるため、トレイル大会としては上級にあたります。まず20km前後・D+500m未満の大会から始め、30〜50kmクラスを経験してから検討するのが安全です。参加資格が設けられる場合もあるため、公式で確認してください。

必携装備は何が要りますか?

レインウェア、ヘッドライトと予備電池、携帯電話、飲料、非常食、保温着、ファーストエイドなどが一般的に指定されます。内容と数量は年度により変わり、直前に更新されることもあります。装備検査で不備があれば出走できません。前日までに全て揃え、実際に背負って重さを体感しておいてください。

関門はどう考えればいいですか?

長距離レースでは関門通過が完走の可否を決めます。各関門の閉鎖時刻を一覧にして携行し、走りながら計算しないことが基本です。エイドや装備調整での滞在時間が積み上がるため、走行時間だけで計算すると必ず足りなくなります。制限時間・関門は年度により異なるため公式で確認を。

登りはどう走ればいいですか?

急な登りでは走るよりパワーウォークのほうが効率がよい場面が多くあります。歩幅を狭め、心拍を上げすぎず、一定のリズムで登る。ここで無理に走って心拍を上げると、後半の長い時間に響きます。ポールの使用可否は大会規定を確認してください。

一本歯下駄はトレイルの練習に役立ちますか?

役立ちます。不整地では一歩ごとに地面の形が変わり、目で見て判断してからでは間に合いません。一本歯下駄は不安定な一本の歯の上でバランスを取ることで、足裏の固有受容感覚を高め、衝撃を腱でいなす動きと、ぶれない軸を同時に育てます。山に入れない日でも、不整地で必要になる能力を育てておける点が実用的です。一本歯下駄GETTAは合同会社GETTAプランニングが開発・製造・販売しています。

一本歯下駄の使い方を直接教わることはできますか?

はい。全国230名を超える認定インストラクターが、足裏の感覚・腱で弾む動き・姿勢の軸を、一人ひとりの身体に合わせて指導しています。詳しくはインストラクターネットワークのサイト(instructor.getta.jp)をご覧ください。

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足裏の解像度、腱で弾む動き、ぶれない軸──暗闇の不整地で崩れない身体づくりを、一歩ごとに足裏から始める道具。目的に合わせて、三つの下駄がある。

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すべての基本。最初の一足はこれ。全高4cmの低床型で、子どもから大人まで初心者でも安心の安定感。足裏の感覚と姿勢の軸を育てる、トレーニングの入口。
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一本歯下駄TOTONOE
CONDITION ─ 一本歯下駄
TOTONOE
整える。声が変わる。呼吸が深まる。歯に高強度ゴムを備えたリカバリー・コンディショニングモデル。走ったあとに身体を整えたいランナーや、初めての一足にも。
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一本歯下駄REDEZA
APEX ─ 二枚歯下駄
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蹴らない。ためない。捻らない。二枚歯が足首の屈曲を制限し、微細な重心移動だけで身体を導く到達点。武術的な身体操作を求める上級者へ。
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