◀ 市民マラソン大図鑑 HOKKAIDO MARATHON ─ SAPPORO
日本でいちばん暑い、42.195km。

北海道マラソン

MIDSUMMER FULL MARATHON ─ AUGUST
北海道札幌市。8月。日本の市民マラソンのほとんどが涼しい秋から早春に集まる中で、この大会だけが真夏に立っている。緑濃い大通公園から市街地へ、ポプラ並木の学びの街を抜けて、陽炎の立つアスファルトを行く。涼しい北国のイメージとは裏腹に、真夏の札幌は確かに暑い。だからこの大会の主題は、記録でも景色でもなく「暑さとどう向き合うか」だ。走り切ったあとには、ジンギスカンとビール、そして短い夏を惜しむ札幌の夜が待っている。
北海道札幌市例年 8月フルマラソン国内屈指の夏マラソン
DEFINITION ─ READ IN 60 SEC

北海道マラソンとは

要点の要約

北海道マラソンは、北海道札幌市で例年8月に開催される、国内でも数少ない真夏の大規模フルマラソンである。日本の市民マラソンの多くが晩秋から早春に集中する中、この大会は真夏に開催される点で唯一無二の存在になっている。札幌の市街地を巡る大規模な都市型レースだ。

「北海道だから涼しい」と考えるのは危険だ。真夏の札幌は気温が上がり、日差しも強い。走力があっても、暑さへの備えがなければ完走は難しい。逆に言えば、暑熱順化・給水戦略・ペース設定という夏マラソン特有の準備を丁寧に積めば、この大会は大きな自信になる。この図鑑では、他の季節の大会とは別物である「夏を走る」ための知識に、最も大きく紙幅を割いている。

BASIC INFO

基本情報OVERVIEW

⚠ 開催日・距離種目・定員・参加費・制限時間・コースは、年度によって変わります。エントリーの前に、必ず大会公式サイトで最新の情報をご確認ください。この図鑑では、年度によらず変わらない大会の性格と、走るための準備をまとめています。
開催地北海道札幌市
開催時期例年 8月(真夏)※正確な開催日は公式で要確認
距離種目フルマラソン(42.195km)ほか※種目・距離の詳細は公式で要確認
コースの特徴札幌の市街地を巡る都市型コース。高低差は大きくないが、日陰の少ない直線区間が体力を奪う
最大の課題暑さ。気温・日射・湿度への対策が、走力以上に完走を左右する
会場アクセス新千歳空港からJRで約40分/JR札幌駅・地下鉄大通駅※会場までの交通・シャトルは公式で要確認
タイプ夏マラソンの代表格。避暑を兼ねた遠征でも人気
HOW TO CHECK

最新の開催情報を調べるOFFICIAL INFO

日程や参加費は年度で変わるため、参加を決めたら一次情報を押さえるのが確実だ。次の順で確認すると迷わない。

① 大会公式サイトを探す
「北海道マラソン 公式」で検索し、開催年度の要項ページを確認する。開催日・種目・定員・参加費・制限時間・コース図・エイドは、まずここで。
② 制限時間と関門を必ず見る
夏の大会は暑さで失速しやすく、関門との戦いになりやすい。制限時間と各関門の通過時刻は、他の季節の大会以上に入念に確認しておきたい。
③ 暑さに関する運営の案内を読む
給水所の数と位置、シャワーや散水、救護所の配置、暑さ指数による運営判断など、夏の大会には固有の案内がある。安全に関わる情報なので必ず目を通す。
THE COURSE

短い夏の札幌を、走り抜けるSUMMER IN SAPPORO

北国の夏は短い。だからこそ、この時期の札幌は街全体が開放的な空気に包まれる。その真ん中を走り抜けるのが、この大会だ。

緑と街並みの都市型コース

大通公園の緑、碁盤の目に整備された市街地、学びの街の並木。札幌の街は夏に最も表情豊かになる。高低差の大きなコースではないため、走りやすさという意味では悪くない。問題は、気温と日射だ。

日陰の少ない直線が、体力を奪う

都市型の広い直線道路は、視界が開けて気持ちがいい反面、日陰がほとんどない。真夏の直射日光を受け続ける区間では、体感の負荷が一気に上がる。ここで無理をしないことが、後半を左右する。

走り終えたあとの、札幌の夜

そして、ゴールしたあとの一杯とジンギスカン。北国の短い夏を、走った身体で味わう。この解放感が、多くのランナーを毎年この街へ呼び戻している。具体的なコースや高低差は年度により変わるため、公式のコース図で確認を。

HEAT STRATEGY ─ MOST IMPORTANT

暑さ対策・熱中症予防ガイド夏のフルは、準備が安全を決める

夏のフルマラソンは、秋冬のレースとは別の競技だと考えたほうがいい。同じ走力でも、暑さへの準備があるかどうかで結果はまったく変わる。そして何より、安全に関わる。ここだけは飛ばさずに読んでほしい。

1. 暑熱順化──身体を暑さに慣らしておく

涼しい環境でばかり練習していると、身体は暑さに対応できない。一般に、2週間ほど前から、暑い時間帯に軽めのランニングを継続することで、発汗の反応が早くなり、体温を下げる能力が高まるとされる。ただし無理は禁物で、体調を見ながら短時間から始める。

2. 給水戦略──「喉が渇く前に、全部で取る」

夏のレースでは、給水は義務だと考えたい。すべての給水所で取るのが基本で、1か所飛ばすと後から取り返せない。水だけでは足りず、汗で失われる塩分・電解質も意識して補う。飲む量は体格や発汗量で変わるが、喉の渇きを感じた時点で既に遅れている、と考えておく。

3. 身体を冷やす──外から熱を逃がす

スポンジやシャワーが用意されている大会では、積極的に使いたい。とくに首・脇・脚のつけ根など、太い血管が通る場所を冷やすと効率がよい。帽子に水を含ませる、腕に水をかけるなど、外から体温を逃がす工夫を、暑くなる前から続けることが大切だ。

4. ペース設定──目標タイムを下げる勇気

暑い日は、同じペースでも心拍が上がり、消耗が早い。秋冬の自己ベストを基準にした設定で入ると、ほぼ確実に後半で破綻する。暑い日は目標タイムを下方修正する。それは妥協ではなく、夏のレースの正しい戦略だ。

5. 服装と日射対策

通気性のよい薄手のウェア、明るい色、帽子(できれば通気性のあるもの)、サングラス、日焼け止め。直射日光を浴び続ける区間があるため、日射を防ぐこと自体が体力の温存になる。

⚠ この症状が出たら、すぐに走るのをやめてください

  • 暑いのに汗が出なくなった/急に寒気・鳥肌を感じる
  • 頭痛、吐き気、めまい、立ちくらみがある
  • 脚がつる、力が入らない、まっすぐ走れない
  • 思考がぼんやりする、周囲の呼びかけへの反応が鈍い

これらは熱中症の危険サインとされています。我慢して走り続けないでください。直ちに日陰に入り、給水し、近くの救護所・スタッフに申し出てください。周囲のランナーに異変を感じたときも、声をかけて救護へつないでください。

6. 棄権(DNF)という選択

記録も完走も大切だが、身体の安全より優先されるものはない。夏のレースでは、途中で止まる判断が必要になることがある。DNF(途中棄権)は失敗ではなく、次のレースへ自分を無事に連れて帰るための選択だ。大会は毎年ある。走れる身体があってこそ、次のスタートラインに立てる。

※ 本セクションは一般的な暑熱対策の考え方をまとめたものです。持病のある方、投薬中の方、体調に不安のある方は、参加前に必ず医師にご相談ください。当日の運営判断(暑さ指数による対応等)には必ず従ってください。

RACE STRATEGY

夏コースの攻略暑さを前提に、区間で考える

夏のフルは、前半にどれだけ体温と体力を温存できるかで決まる。区間ごとの考え方を押さえておこう(具体的な距離・高低差は年度により異なるため、公式のコース図とあわせて活用してほしい)。

序盤
涼しいうちに稼ごうとしない。朝はまだ気温が低く、身体も軽い。だがここで飛ばすと、気温が上がる後半に一気に破綻する。設定ペースより抑えて入り、体温を上げすぎないことを最優先にする。
給水所
一つも飛ばさない。混んでいても、必ず取る。水と、電解質を含む飲料の両方を意識する。スポンジや散水があれば身体も冷やす。ここでの数秒は、後半の何分にもなって返ってくる。
日向の直線
日射を浴び続ける区間はペースを落とす。視界が開けて走りやすく感じても、体温は着実に上がっている。無理にペースを守るより、身体を守る。日陰があれば積極的に使う。
30km
暑さと壁が重なる時間帯。気温がもっとも高くなる時間と、フル最大の関門が重なりやすい。序盤を抑え、給水を欠かさず、身体を冷やしてきたランナーだけが、ここを越えられる。
終盤
異変がなければ、押し切る。体調に問題がなければ、残した力で走り切る。少しでも危険サインを感じたら、迷わずペースを落とすか、救護へ。無事にゴールすることが最大の目標だ。

ペース × 完走タイム早見表(42.195km)

地点サブ3.53時間30分サブ44時間00分サブ4.54時間30分サブ55時間00分
必要ペース4:59 /km5:41 /km6:24 /km7:07 /km
5km24:5328:2632:0035:33
10km49:4656:531:03:591:11:06
15km1:14:391:25:191:35:591:46:39
20km1:39:321:53:452:07:592:22:12
ハーフ地点
(21.098km)
1:45:002:00:002:15:002:30:00
25km2:04:252:22:122:39:582:57:45
30km2:29:182:50:383:11:583:33:18
35km2:54:113:19:053:43:584:08:51
40km3:19:053:47:314:15:574:44:24
フィニッシュ
(42.195km)
3:30:004:00:004:30:005:00:00

※ 42.195kmを均等ペースで走った場合の目安です。夏のレースでは、この表どおりに走ることを目標にしないでください。暑い日は目標タイムを下方修正するのが前提です。表は「今どのくらいのペースで進んでいるか」を把握するための道具として使ってください。制限時間・関門は必ず公式で確認を。

完走できる?セルフチェック

  • 練習で30km前後を走り切れる(走+歩でも可)なら、フル完走が視野に入る
  • 夏の大会は、暑い時間帯に走る練習を経験しているかどうかが大きく効く
  • 週2〜4回・3〜6か月の継続で、初フル完走を目指すのが一般的なステップ
  • 秋冬の自己ベースのペースは、そのまま持ち込まない。夏用の設定を別に用意しておく
FUELING

補給の考え方30kmの壁の半分は、燃料切れ

フルマラソンで身体が動かなくなる原因の少なくとも半分は、体内に蓄えた糖が尽きることにあります。走力ではなく燃料の問題なので、補給の設計で改善できます。

  • 1本目は10km前後、以降5〜7kmごと(30〜45分に1回が目安)
  • ジェルは必ず水と一緒に。水なしは胃に負担がかかる
  • 給水は喉が渇く前に、少量をこまめに。冬でも飛ばさない
  • 本番で初めてのものを口にしない。胃腸トラブルの最大の原因
  • 20km・30km前後で塩分・電解質も意識する

※ 必要量は体重・発汗量・ペース・気温で大きく変わります。必ず練習で試して自分に合う量とタイミングを見つけてください。持病のある方は医師にご相談ください。

PREPARATION TIMELINE

遠征レース 準備タイムライン夏マラソン仕様

夏の大会は、走り込みの計画に暑熱順化が加わる。ここが他の季節との最大の違いだ。

3〜6か月前
エントリーと計画。公式で日程・定員・参加費を確認してエントリー。同時に走り込みを開始する。夏の札幌は観光の最盛期でもあるため、宿と航空券は早めに押さえたい。
1か月前
本番想定の練習。30km走などで長い距離に慣れる。あわせて暑い時間帯の練習を織り込み、給水・補給のタイミングもここで試しておく。シューズとウェアもこの時期までに決める。
2週間前
暑熱順化と、疲労抜き。走行距離は減らしつつ、暑い時間帯に軽めのランを継続して身体を暑さに慣らす。無理はせず短時間から。旅程と前日受付を確認する。
前日
移動と受付、そして水分。札幌入りし、必要なら受付を済ませる。観光で歩き回りすぎない。前日から水分を意識して摂る。食事は食べ慣れたものを選び、早めに就寝。
当日朝
逆算して動く。スタート3時間前を目安に起床し、食べ慣れた朝食と水分をとる。会場には余裕をもって到着。スタート前に日向で待ちすぎない──ここで体温を上げないことが、序盤の走りを守る。
スタート直前
作戦を確認する。「涼しいうちに稼がない」「全給水所で取る」の二点を、もう一度自分に言い聞かせる。日焼け止めを塗り直し、帽子をかぶって整列する。
CHECKLIST

持ち物・準備チェックリスト真夏の札幌に備える

この大会のチェックリストは、他の季節の大会とは中身が違う。防寒ではなく、暑さと日射から身を守る道具が中心になる。

約26℃
約19℃
8月 平年の目安
最高/最低
「北海道だから涼しい」は通用しません。札幌の8月は平年で日中の最高がおよそ25〜27℃、朝の最低が19℃前後。本州の猛暑ほどではないものの、フルマラソンを走るには十分に高い気温です。年によっては30℃近くまで上がる日もあります。日射も強く、日陰の少ない区間では体感がさらに上がります。※平年の目安です。当日は必ず最新の天気予報と暑さ指数を確認してください。
  • ランニングシューズ(履き慣れたもの。新品での本番は避ける)
  • 薄手・通気性のよいウェア(明るい色。汗を吸って乾きやすいもの)
  • 帽子(通気性のあるもの。水をかけて冷却にも使える)
  • サングラス(強い日射から目を守る)
  • 日焼け止め(塗り直し用に小さいものを携行しても)
  • 塩分タブレット・電解質補給(夏は必携)
  • 補給食・エネルギージェル(補給プランで決めた数)
  • 絆創膏・ワセリン(発汗量が多く、こすれが起きやすい)
  • ゼッケン・計測チップ(前日までに装着準備)
  • 着替え・タオル(大量の汗をかく前提で多めに)

※ 手荷物預かり・更衣室・前日受付の有無は大会により異なります。公式の案内を確認してください。

ACCESS

札幌へのアクセス手段別の考え方

札幌は新千歳空港からのアクセスがよく、全国から遠征しやすい。市内は地下鉄と市電で移動できる。

手段ルートの考え方向いている人
飛行機新千歳空港へ。空港からJRの快速で札幌駅まで約40分と、市街地へのアクセスが良い本州・九州からの遠征。最も現実的な選択肢
地下鉄・市電札幌市内は地下鉄が縦横に走る。大通・すすきの周辺に宿を取れば会場アクセスも良好市内に宿を取る人。前後の観光にも便利
JR道内各地からJRで札幌駅へ。函館・旭川方面からの特急も利用できる北海道内からの参加。道内観光と組み合わせたい人
前泊する市内に前泊し、当日は余裕をもって会場入りするほぼ全員におすすめ。夏の札幌は観光繁忙期のため宿は早めに

※ 所要時間・便数・会場までのシャトルバス・交通規制は年度や時期により変わります。旅程を組む前に必ず最新情報をご確認ください。夏の札幌は宿泊料金が上がりやすく、早期の手配が有利です。

FOR SUPPORTERS

応援・観戦ガイド夏の応援は、応援する側も対策を

都市型コースは応援しやすい一方、真夏の炎天下で立ち続けるのは応援する側にも負担がある。両方の安全を考えて計画したい。

① 地下鉄で「2回会える」場所を選ぶ
札幌は地下鉄網が発達しており、市街地のコースなら移動して複数回応援できることが多い。公式のコース図と通過予想時刻をもとに、移動しやすい2地点を先に決めておく。
② 通過時刻を計算しておく
ランナーの目標タイムから通過予想時刻を逆算しておく。本ページのペース早見表が使える。ただし夏は失速が起きやすいため、予想より遅れる前提で余裕をもって待つ。
③ 応援する側の熱中症対策も
日陰の少ない場所で長時間待つのは危険。日傘や帽子、飲み物を持参し、こまめに日陰へ。無理のない範囲で応援を。
④ ゴール後の待ち合わせを決めておく
ゴール後は携帯がつながりにくく、ランナーは疲労と暑さで判断力が落ちている。場所と時間を事前に具体的に決めておくのが鉄則。冷たい飲み物と着替えを用意しておくと、走った側は本当に助かる。

※ 応援可能な場所、コースへの立ち入り、当日の交通規制と公共交通の運行は大会・年度により異なります。移動計画を立てる前に、必ず公式の案内をご確認ください。

SIGHTSEEING & HIDDEN GEMS

大会前後に楽しむ 周辺観光スポット&穴場札幌と近郊|地図つき

短い夏の札幌は、街も自然も一年で最も輝く季節。走ったあとに巡れば、遠征の満足度が跳ね上がる。定番から穴場まで、地図つきで紹介する。

地図を読み込めない場合は、各スポットの「Googleマップで見る」からご確認ください。

定番の名所

定番
大通公園
札幌の中心を東西に貫く緑地。夏は花が咲き、噴水が涼を運ぶ。大会の空気を感じられる場所。
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定番
さっぽろテレビ塔
大通公園の東端に立つ札幌のシンボル。展望台からは碁盤の目の街並みを一望できる。
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定番
北海道大学 ポプラ並木
広大なキャンパスに伸びる並木道。夏の緑が濃く、散策するだけで気持ちがいい。
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定番
藻岩山
札幌を見下ろす山。ロープウェイで登れ、日本有数と称される夜景が待つ。
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地元通の穴場

穴場
モエレ沼公園
彫刻家イサム・ノグチが設計した、公園全体がひとつの造形作品。夏の空と幾何学が美しい。
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穴場
北海道神宮・円山公園
円山の森に抱かれた神宮。市街地とは思えない静けさで、レース翌日の散歩に最適。
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穴場
二条市場
市街地にある小さな市場。朝から海鮮が並び、走った翌朝の朝食にちょうどよい。
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穴場
白い恋人パーク
菓子工場を核にした欧風の一角。家族連れの遠征に組み込みやすい。
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穴場
小樽(近郊)
札幌からJRで足をのばせる港町。運河とガラス工芸、寿司の街。遠征を一日延ばす価値あり。
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地図を読み込めない場合は、各スポットの「Googleマップで見る」からご確認ください。

※ 各スポットの「Googleマップで見る」から、地図・経路・営業情報を確認できます。営業時間・定休日・季節営業は施設により異なるため、事前にご確認ください。

暑さは、走り方の粗さを
容赦なく暴く。

涼しい季節なら誤魔化せていた無駄が、夏には全部表に出る。一歩ごとに筋肉で衝撃を受け止め、力んで走る身体は、それだけ余計に熱を生み、水を失う。暑さの中で最後まで動き続けられるのは、力まずに進める身体だ。足裏で地面を感じ、腱で衝撃をいなし、軸を保つ──夏のレースは、その差をもっとも残酷に映し出す。

BODY BUILDING FOR THE FULL

42.195kmを走り切る身体づくり足裏から、力まない走りへ

夏のフルでは、力んで走ることが直接的な消耗と発熱につながる。効率のよい走りは、そのまま暑さへの耐性になる。三つの要点を押さえよう。

足裏の解像度を上げ、接地を最適化する

一歩ごとの接地の質が、そのまま脚のもち方を左右する。足裏の固有受容感覚が鋭ければ、接地が最適化され、衝撃を上手に逃がせる。無駄なブレーキが減れば、それだけ余計な力を使わずに済む。

筋肉で固めず、腱で弾む

着地衝撃を筋肉の力で受け止め続ける走りは、エネルギーを消費し、熱を生む。アキレス腱やふくらはぎの腱の弾性で衝撃をいなし、弾むように進む腱優位の身体は、同じ速度をより少ない力で維持できる。夏はこの差が、そのまま消耗の差になる。

暑さで崩れても、軸は残す

暑さで疲れるほど、姿勢は崩れていく。骨盤から上に一本の軸が通っていれば、ペースが落ちても身体を無駄なく運べる。終盤に「まだ走れる」状態を保てるかは、この軸の安定にかかっている。

一本歯下駄で、力まない足裏をつくる

足裏の解像度・腱優位・姿勢の軸──この三つを同時に育てる道具が一本歯下駄だ。不安定な一本の歯の上に立つと、身体は足裏の感覚を研ぎ澄まし、筋肉で固めるのをやめて腱で微調整を始め、中心に軸を探す。力んで固める癖が、一本の歯の上でははっきり現れる。走り込みと組み合わせれば、暑さの中でも消耗しにくい走りの土台になる。

▶ さらに詳しく:マラソン・長距離ランナーと一本歯下駄|腱弾性で走りを変える45日プロトコル腱優位システム完全解説|筋肉で固めるな、腱で弾めヒラメ筋と一本歯下駄|終盤に効くふくらはぎづくりバランストレーニングの選び方完全ガイド

INSTRUCTOR NETWORK

市民ランナーの走りを改善する一本歯下駄理論あります。

全国230名を超える認定インストラクターが、足裏の感覚・腱で弾む動き・姿勢の軸を、一人ひとりの身体に合わせて指導しています。独学で迷わず、直接学びたい方へ。

一本歯下駄理論を見る →
RECOVERY

レース後48時間の過ごし方夏は「冷やす・戻す」が先

夏のフルを走り抜いた身体は、脱水と高体温という、秋冬のレースにはない負荷を受けている。回復の順番が違う。

直後〜1時間
冷やす、水分と塩分を戻す。ゴール後は日陰に入り、まず身体を冷やす。水分だけでなく塩分・電解質も補う。座り込まずゆっくり歩いて呼吸を整える。気分が悪い、頭痛やめまいがある場合は、我慢せず救護所へ。
当日
食べて、休む。長風呂と深酒は避ける。札幌の食は最高のご褒美だが、脱水気味の身体でのアルコールは負担が大きい。まず水分と食事、そして睡眠を優先する。入浴も長湯は避ける。
翌日
走らない。歩く。筋肉痛が出ても、完全に動かないより、ゆっくり歩くほうが回復は進みやすい。涼しい時間帯に、大通公園あたりを散歩する程度がちょうどよい。痛みや腫れ、体調不良が続く場合は無理をせず医療機関へ。
2日目以降
整えてから、戻す。すぐに走り込みを再開せず、呼吸と姿勢を整えることから始める。身体の反応を見ながら、軽いジョグへ段階的に戻していく。夏のダメージは自覚より大きいことがある。

呼吸を深め、姿勢を整えるコンディショニングには、リカバリー向けの一本歯下駄TOTONOEも活用できます。走ったあとに身体を整えることが、次の一本への最短距離になります。

RACE REPORTS

完走記・感想ブログ リンク集走った人の生の声を読む

大会の本当の厳しさは、実際に走った市民ランナーの声がいちばん詳しい。当日の暑さ、給水の様子、失速のリアル、そして完走の達成感──下のリンクから、北海道マラソンの完走記・体験談・動画へまとめてアクセスできる。

※ 上記は外部サイトの検索結果・第三者の完走記へのリンクです。掲載内容は各運営者・投稿者に帰属します。検索結果は日々更新されるため、常に最新の体験談にアクセスできます。

おすすめの完走記・レースレポートがあれば、このリンク集に個別に掲載していきます。北海道マラソンを走った記録をお持ちの方は、ぜひ教えてください。
GLOSSARY

レース用語を確認する要項が読めるようになる

グロスとネットの違い、関門、スタートロス、テーパリング——要項に出てくる用語は、知らないと当日に響きます。とくに関門はグロス基準で運用されることが多く、後方スタートのランナーはその差だけ余裕が減ります。

FAQ

よくある質問北海道マラソン Q&A

北海道マラソンとはどんな大会ですか?

北海道マラソンは、北海道札幌市で例年8月に開催される、フルマラソンの市民マラソンです。日本の市民マラソンの多くが晩秋から早春に集中する中、国内でも数少ない真夏開催の大規模フルマラソンとして知られています。札幌の市街地を巡る都市型コースで、最大の課題は暑さです。開催日や詳細は年度により異なるため、公式情報をご確認ください。

北海道マラソンはいつ開催されますか?

例年、8月(真夏)に開催されています。ただし正確な開催日は年度によって異なり、エントリー期間も開催の数か月前に設定されます。参加を検討する際は、必ず大会の公式サイトで最新の日程を確認してください。

北海道だから涼しいのでは?本当に暑いのですか?

「北海道だから涼しい」という前提は危険です。札幌の8月は平年で日中の最高がおよそ25〜27℃、朝の最低が19℃前後で、年によっては30℃近くまで上がります。本州の猛暑ほどではないものの、フルマラソンを走るには十分に高い気温です。加えて日射が強く、日陰の少ない区間では体感がさらに上がります。暑熱対策を前提に準備してください。

夏のマラソンで最も重要な対策は何ですか?

大きく五つあります。①2週間ほど前から暑い時間帯に軽く走る暑熱順化、②すべての給水所で水と電解質を取る給水戦略、③首・脇・脚のつけ根など太い血管が通る場所を冷やすこと、④暑い日は目標タイムを下方修正するペース設定、⑤通気性のよい服装と帽子・サングラス・日焼け止めによる日射対策です。詳しくは本ページの「暑さ対策・熱中症予防ガイド」をご覧ください。

熱中症の危険サインを教えてください。

暑いのに汗が出なくなる、急に寒気や鳥肌を感じる、頭痛・吐き気・めまい・立ちくらみがある、脚がつる、まっすぐ走れない、思考がぼんやりして呼びかけへの反応が鈍い──これらは熱中症の危険サインとされています。我慢して走り続けず、直ちに日陰に入り、給水し、近くの救護所やスタッフに申し出てください。周囲のランナーに異変を感じたときも、声をかけて救護へつないでください。

途中で棄権するのは、やはり避けたほうがいいですか?

身体の安全より優先されるものはありません。夏のレースでは、途中で止まる判断が必要になることがあります。DNF(途中棄権)は失敗ではなく、次のレースへ自分を無事に連れて帰るための選択です。特に熱中症の危険サインが出ている場合は、迷わず止めてください。大会は毎年あります。走れる身体があってこそ、次のスタートラインに立てます。

フルマラソンは何時間くらいで完走できますか?制限時間はありますか?

完走タイムは走力と練習量によって大きく異なりますが、夏の大会は暑さで失速しやすく、秋冬より時間がかかるのが普通です。フルマラソンには制限時間(関門)が設けられており、これを過ぎると先へ進めません。制限時間は大会・年度によって異なるため、必ず公式で確認してください。夏の大会では特に、関門との戦いになりやすい点を念頭に置いて計画を立てましょう。

秋冬の自己ベストのペースで走っても大丈夫ですか?

おすすめしません。暑い日は同じペースでも心拍が上がり、消耗が早くなります。秋冬の自己ベストを基準にした設定で入ると、後半でほぼ確実に破綻します。暑い日は目標タイムを下方修正するのが、夏のレースの正しい戦略です。本ページのペース早見表は「目標」ではなく、「今どのくらいのペースで進んでいるか」を把握する道具として使ってください。

札幌へのアクセスはどうすればいいですか?

新千歳空港へ飛行機で入り、JRの快速で札幌駅まで約40分というルートが最も一般的です。道内からはJRの特急も利用できます。市内は地下鉄が発達しており、大通・すすきの周辺に宿を取れば会場アクセスも良好です。夏の札幌は観光の最盛期で宿泊料金が上がりやすいため、早めの手配をおすすめします。

走ったあとの札幌の楽しみは何ですか?

札幌は食の街です。味噌ラーメン、ジンギスカン、スープカレー、新鮮な海鮮、そして乳製品。観光では大通公園、時計台、テレビ塔、北海道大学のポプラ並木、藻岩山からの夜景、モエレ沼公園などがあり、短い夏の北国を満喫できます。ただしレース直後の深酒は脱水気味の身体に負担が大きいので、まずは水分と食事、睡眠を優先してください。

一本歯下駄は北海道マラソンの練習に役立ちますか?

役立ちます。夏のレースでは、力んで走ることが直接的な消耗と発熱につながります。一本歯下駄は不安定な一本の歯の上でバランスを取ることで、足裏の固有受容感覚を高め、衝撃を腱でいなす動きと、ぶれない軸を同時に育てます。力まずに進める効率のよい走りは、そのまま暑さへの耐性になります。走ったあとに身体を整えるコンディショニングにも活用できます。一本歯下駄GETTAは合同会社GETTAプランニングが開発・製造・販売しています。

一本歯下駄の使い方を直接教わることはできますか?

はい。全国230名を超える認定インストラクターが、足裏の感覚・腱で弾む動き・姿勢の軸を、一人ひとりの身体に合わせて指導しています。市民ランナーの走りを改善する一本歯下駄理論を直接学びたい方は、インストラクターネットワークのサイト(instructor.getta.jp)をご覧ください。

北海道マラソンの完走記や口コミはどこで読めますか?

実際に走った市民ランナーの完走記や口コミは、RUNNETの大会レポート、note、アメブロなどのブログ、YouTubeのコース動画、X(旧Twitter)やInstagramのハッシュタグなどで読むことができます。本ページの「完走記・感想ブログ リンク集」から、これらの検索・投稿へまとめてアクセスできます。当日の暑さのリアルは、生の声がいちばん参考になります。

FOR RUNNERS

力まない足裏をつくる三つの下駄GETTA / TOTONOE / REDEZA

足裏の解像度、腱で弾む動き、ぶれない軸、そして走ったあとに整える力──暑さの中でも消耗しにくい身体づくりを、一歩ごとに足裏から始める道具。目的に合わせて、三つの下駄がある。

一本歯下駄GETTA スタンダードモデル
STANDARD ─ 一本歯下駄
GETTA
すべての基本。最初の一足はこれ。全高4cmの低床型で、子どもから大人まで初心者でも安心の安定感。足裏の感覚と姿勢の軸を育てる、トレーニングの入口。
公式ショップで見る
リカバリー一本歯下駄TOTONOE
CONDITION ─ 一本歯下駄
TOTONOE
整える。声が変わる。呼吸が深まる。歯に高強度ゴムを備えたリカバリー・コンディショニングモデル。走ったあとに身体を整えたいランナーや、初めての一足にも。
公式ショップで見る
二枚歯下駄REDEZA 上級者モデル
APEX ─ 二枚歯下駄
REDEZA
蹴らない。ためない。捻らない。二枚歯が足首の屈曲を制限し、微細な重心移動だけで身体を導く到達点。武術的な身体操作を求める上級者へ。
公式ショップで見る
どのモデルが自分に合うか迷ったら、選び方完全ガイド(GETTA全製品比較)へ。
開発・製造・販売:合同会社GETTAプランニング
公式ショップで全モデルを見る →
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