2021
06.06

転ぶことを恐れない

高繁勝彦ブログ

一本歯下駄を初めて履こうとする人が最初に思うことが「転んだらどうしよう?」ということかも知れない。

確かに転ぶかも知れない。

しかし、履く前から転ぶことをイメージしていたら実際に転ぶ可能性は高い。

むしろ、「一本歯下駄履いて歩いたら楽しいだろうな」と笑顔で歩く自分をイメージした方が転ばないのだろう。

幼い子供たちが実際そんな風に一本歯下駄を履いて楽しむ姿をこれまで何度も目にしてきた。

転ぶことはもはや念頭にない。「一本歯下駄ってどんなに面白いんだろう?」と期待に胸を膨らませ、ワクワクドキドキ感を持って鼻緒に足を入れるのである。

恐怖や恐れを感じるのは主に大人だ。

一本歯下駄の体験会などで、特に、過去に何か大きな怪我だとか事故を経験したことのある人は、過去のトラウマに囚われてしまって、みんなが楽しんでいても「やっぱり転ぶといけないから…」という思いで一本歯下駄を履かないままで終わってしまうこともある。

トラウマは棄てていい。

とはいえ、恐怖や不安というのは潜在意識から生まれてくるものなのだろう。

まだ起こりもしない出来事を頭の中で先に先にイメージ化してしまうことで、実際にその現実を引き寄せることになっているのだ。

転びそうになったら、その瞬間に飛び上がって、空中で体勢を整えて着地する…というのが私の持論である。

運動神経の優れた人なら転びそうになったらその瞬間に宙を舞い、空中で体勢を整えて着地する

転びやすい人にはいくつか特徴がある。

まずは足首の硬い人。地面でつまづいて、そのまま転倒することが大半。

つまづいた時に足首から膝あたりでその衝撃を吸収できればいいのだが、膝から腰、上半身と連鎖反応的に全てがバランスを崩して仕舞えば重力に従って転ぶしかない。

続いては、足元ばかりを見ている人。足元に気を取られてしまうと、自分が進んでいく方向を見ることができない。一点を見るのではなく進む方向に対してできるだけ視野を広く持つ。

そして、緊張のあまり、呼吸が止まってしまう人。まずは大きく深呼吸。胸を張って堂々と立つこと。

あらゆるスポーツで姿勢や構えというものが重視される。

武道で言うなら自然体。リラックスした状態で、次の瞬間のどんな動きにも変化できる姿勢。格闘技では姿勢や構えが崩れた瞬間が隙となって敵に攻め入られる。

呼吸を吐く時は攻撃に適した時、何か大切な動きをする時には息を吐きながらするのがいい。

逆に、息を吸う時は守りに入らなければいけない時。そこで攻撃をされたらやられる場合が多い。

一本歯下駄で歩き走りする際に、その辺りを意識するのもいいかも知れないが、何よりも全身をリラックスして、不自然な動きとならないようにするのがいい。

リラックスできていないと体が硬くなるばかりか、恐怖を感じた瞬間に上体を中心に体がフリーズする。フリーズした体はバランス感覚さえも失ってしまう。転倒する原因の一つはそこにある。

転ばぬ先の杖ではないが、転ばぬ先から転ぶことを考えない。

転んでも余程のことがない限り死ぬこともない。

転ぶことさえも楽しむつもりがいい。

むしろ転ぶ練習を芝生や砂浜の上などであらかじめやっておくのもいい。

ヘルメットや肘・膝用のプロテクタをつけておけばなお完璧。

転ぶ際には力を抜いて、体を丸くして倒れた方が骨折とかは起こりにくい。柔道の受け身がまさにそのいいサンプルだ。

積極的に一本歯下駄で山に入り、凸凹の多い起伏のある不整地を歩き走りしているけれど、転ぶことよりも楽しく前に進むことを意識している。

転びかけたことはこれまで何度もあるけれど、怪我を伴うようなことは一度も経験していない。

平坦で凸凹のない道を歩いていたらなかなか転倒に対するリスクマネジメントはできないので、普段からいろんなタイプの道を歩き走りして、ケースバイケースの対応をマスターしておくことをお勧めする。

転ぶことを恐れないのはもちろんだが、転ぶことも楽しいものだと思えたらなお一本歯下駄ライフが楽しくなると思う。

*YouTube動画リスト:一本歯下駄〜One-Tooth Geta

一本歯下駄クラブ(フェイスブック公開グループ)

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*ライター:

ARUCUTO一本歯下駄アンバサダー、

「PEACE RUN世界五大陸4万キロランニングの旅」を走るアドヴェンチャー・ランナー 高繁勝彦

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