宮崎要輔ブログ

ゴールデンエイジという言葉の罠

今の家庭も含めた指導現場がおおきく見直さなければならないのはゴールデンエイジという言葉の一人歩きだと思います。

 

神経系の発達などの発達段階をいっけん考慮した指導で実は高校年代以降に伸び悩みを生む指導が増えています。

主には動かない骨盤、動かない足首をゴールデンエイジ時のトレーニングの名のもと多くの指導現場で育ててしまっているのが現状だと思っています。

今では高校年代になると選手の足首が硬くなるとその年代の指導者から話を伺うことが多いですがこれはゴールデンエイジ時のトレーニングの名のもとに行われている指導者が学んだことを、メソッドやプログラムを自問自答せずただ教えている弊害からだと思います。

ラダートレーニングも含めたアジリティートレーニング、体幹トレーニングは一時的には結果になり、子供達にできたのステップをふませれるかもしれませんが長期的な視点でどう工夫すべきか

そもそも取り入れる必要があるのかなど一人一人がしっかりと考えないといけないと思います。

(個人的には一般的なラダートレーニングも動画のようなトレーニングもジュニア期やジュニアユースであまりしない方が伸び伸び育っていくのになあと思います。)

 

 

アスリートが常に求めている初速

初速を速くするために必要なのは筋肉ではありません。
筋肉と誤解して初速を失っていく選手をこれまでも多くみてきました。

初速を失った中で筋肉でなんとかしようとしてケガというサイクルが体幹トレーニングの広がりと共に男子選手に限らず女子選手にも増えてきています。

何が体を動かしているのか?

一本歯下駄GETTAスピードリミテッドを履くことで

初動がどこで起きているのか、体の前後左右、回旋運動を起こしているのはどこかというのがみえてきます。

重さが乗っている一番下の土台である足裏のアーチが、体の動きを全てコントロールしているのが一本歯下駄GETTAスピードリミテッドを10分ほど履いた後に裸足になるととてもよくわかります。

裸足靴下や足袋型シューズでその後の走りのトレーニングをするとなおさら実感ができます。

初速を速くする最初の一歩は「足裏を活かすか」しかないのに、
ほとんどの人が、「足を殺す」トレーニングを知らずにやっています。

体幹トレーニング、ラダートレーニングと一見良さそうなトレーニングほどそうした要素によりやすい中で、多くの指導者、大人たちがそこに気づかず初速を遅くしてしまうトレーニングを定番として子供たち、選手たちに提供してしまっています。

多くの親御さんたちも神経系の発達、体幹軸の安定と スポーツ科学 のラベリングがされているそれらのトレーニングをなんとなく良さそうと受け入れてしまう現状があります。

体幹トレーニング、ラダートレーニングの広まりはその効果や結果ではなく、スポーツ科学部の増加、スポーツスクールの増加によるトレーニングのプログラム化、スクール指導者の思考停止の結果であるのにもかかわらず、現在はこうした環境で多くの子供たち、選手たちの才能、顕著なのが初速、キレの損失を生んでいます。

多くの人が足裏アーチの重要性をいっているなかで靴やアーチサポート型のインソールで解決することばかりにいっています。
でも多くがそれこそが足を潰している本当の原因だというのがトップランナー達との交流の中でみえてきました。

足裏のバネと大腰筋その両方がしっかり活かせればだいぶ初速は変わり、走りそのもののスピードも持久性も変わります。

その上で胸郭と骨盤の連動、足裏と骨盤の連動を掴んでいくと、体幹トレーニングやラダートレーニングが何故問題なのか実感としてわかると思います。

これらを一本歯下駄や一本歯下駄GETTAで獲得していくと体幹トレーニングやラダートレーニングで獲得できる効果の部分は十分に習得ができ、尚且つ、これらのトレーニングが持つリスクを防ぐことができます。

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