一点歯下駄と遊び

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京北の子どもたちは今日の13時から夏休みに入りました。夏休み最初の遊びは一点歯GETTAでのトランポリンです。

ジャン・ピアジェは、『遊びの心理学』(大伴茂訳、黎明書房)などで、発達と遊びの関係で乳児期の遊びを下記のように定義しています。

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乳児期の遊びは、「機能の遊び」叉は、「単なる実践の遊び」です。ひとやものの外界とのやりとりをし、つかめるようになったり、すわれるようになったり、たてるようになったり、あるけるようになったり、『できないことが、できるようになっていく過程です。この過程では、それら機能が、出来ること自体が楽しくて、またそれら機能を使っている感覚(内臓や筋肉の感覚)自体が、心地よくて、その機能を繰り返し行って遊びます。自分の体の働きを楽しんでいます。』繰り返し機能を使って、その機能がうまく使えるようになっていくのです。

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今、僕の中で仮説として
『できないことが、できるようになっていく過程です。この過程では、それら機能が、出来ること自体が楽しくて、またそれら機能を使っている感覚(内臓や筋肉の感覚)自体が、心地よくて、その機能を繰り返し行って遊びます。自分の体の働きを楽しんでいます。』という部分にかんして乳児期に限らず色んな時期の子どもたちにそうした時間がもっと必要なように感じています。

今、ここの部分を子どもたちが嚙みしめて噛みしめて自分で実感していく前に大人の手が入りすぎてしまったり、そうした嚙みしめる機会が社会的に損失している社会なのではと考えています。

一点歯GETTAは「まるで僕たちが子どもの頃にゲームボーイを取り合っていたように子どもたちが取り合うアイテムです。」

「できなさそうでできる」ことに身体にも脳にも本能的な「楽しい」という反応があるみたいです。

普段動くことに積極的ではない子どもも積極的に履いて積極的に動きます。

遊びと感覚統合、10年後の社会が楽しみです。

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