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趾(あしゆび)を侮るなかれ

趾を使って歩こう・走ろう…

一本歯下駄がなぜ素晴らしいのか?

今までことあるごとに語ってきたことだけれども、今回は「趾(あしゆび)」についてのお話。

趾とは…?

足の指のこと。「趾」1文字で「あしゆび」と読ませる。

音読みは、「指」と同じく「シ」。足指ともいう。指とだけいうと、手の指(手指)と足の指の両方をさすこともあるが、もともとは主に手の指を意味する言葉。

それに対して、足の指だけを指すのが趾。

「1年生の解剖学辞典」趾の項目から

 

シューズやソックスを履いていると非常に存在感の薄い趾。本来の日本人は足袋や草履・わらじ・下駄など鼻緒のある履物で趾を活性化させていた。

現代人の大半も趾の機能が衰えつつあるのではないかと思わされる昨今。

私自身も一本歯下駄を履き始めてから、眠っていた趾がイキイキと動き始めた。

趾を動かすと足裏の筋肉が使われるが、足裏の筋肉はふくらはぎに繋がってるものが多数ある。

一本歯下駄を履いて歩けば、同時に趾の運動ができる。言い換えるなら趾で踏ん張る力がつく。これは自然に足底のアーチやふくらはぎのトレーニングにもなるし、自然と安定した姿勢が身につく。

趾が動く事で、ふくらはぎの筋肉が鍛えられ(ふくらはぎが引き締められ)る。

初めて一本歯下駄を履いた時にどんな感じがしただろうか?

わずか5分ほど一本歯下駄で歩くとふくらはぎへの刺激が感じられる。長時間の立ち仕事で脚がむくんでいる方にはこの上ない快感となるであろう。

たとえランニングや登山などで足を酷使して疲れていても、一本歯下駄を履くと脚の重い感覚が軽減されスッキリする訳だ。

さらには、腰痛気味の方ならふだんから趾を使った動きを意識してみよう。

まずはその場でジャンプ。その際に地面に接地する部分が趾。正確に言えば足の指の付け根。

シューズで歩いているとあまり意識することのない趾だが、裸足ならよくわかる。

次に、室内で、あるいは海岸や河川敷の砂の上、公園の芝生の上などで、趾を意識して歩いてみよう。

つま先歩きではなく、意識を置くということ。趾に重心を置く。

趾に意識を置いて、前方に歩いたり後方に歩いたり…左右に歩いてみてもいい。

シューズでは分かりづらい趾が、裸足だとよく分かる。

一本歯下駄も裸足と基本的には趾の使い方は同じ。

鼻緒に趾を入れた際、趾の股深くまで入れるとマメや水ぶくれの元となるので、少し余裕を持たせるようにするといい。

たとえシューズを履いていても、裸足や一本歯下駄を履いた時のように趾を意識すれば歩きは変わる。シューズはできるだけソールの薄ものがいいのだけれど、アルトラゼロドロップがオススメ。

趾が眠っている方は、一本歯下駄を履いて、今一度趾の存在を意識してみよう。

趾の活性化で人生が変わるはずだから…。

写真:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons)

勝彦高繁

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